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ロックローズ
別名で「ラブダナム」「シスタス」「シスト」「システ」と呼ばれている低木です。乾燥した土壌で生育し、石の多い土壌でも育ちます。香水業界では「シスト」とも呼ばれています。
基本情報
- 学名・・・Cistus ladaniferus CT(Pinene)
- 科名・・・ハンニチバナ科
- 主な産地・・・フランス、モロッコ、コルシカ島、ポルトガル
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉付き小枝
- 注意事項・・・使用方法を守れば禁忌はありません
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ベースノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・1
ロックローズ精油の主な成分と作用
【主な成分】
モノテルペン炭化水素類: カンフェン(20~40%)、α-ピネン(5~20%)、トリシクレン(微量~10%)、p-サイメン、β-ピネン
エステル類: 酢酸ボルニル(10~20%)
セスキテルペン炭化水素類: δ-カジネン
モノテルペンアルコール類: ボルネオール
セスキテルペンアルコール類: ビリジフロロール
【主な作用】
抗ウイルス、抗関節炎、免疫調整、自律神経強壮、副交感神経調整、皮膚強壮、収れん、精神安定、精神高揚
ロックローズ精油の効能
身体への作用
風邪などウイルス性の疾患の予防や緩和に役立ちます。関節炎などの炎症に作用します。自律神経を調整する働きがあります。
皮膚への作用
収れん作用があり、脂性肌に適しています。ニキビケア、シワやシミに良いとされています。
精神への作用
ストレスや不安感の緩和に働きかけます。気持ちを落ち着けたり、精神を高揚させる働きをします。
おすすめブレンド
ハーブ系や柑橘系の精油との相性がいいです。
ロックローズの主な使い方
芳香浴やボディトリートメント、フェイスケアに適しています。香水にも使用されます。
まとめ
ロックローズは、スキンケアに向いていることから、化粧品にも使用されています。精油の香りはムスクのような動物的な香りがします。高価格な精油となりますが、手作り化粧品を作るときには、使用してみたい精油のひとつです。
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