ここではアロマテラピー検定対策として、精油のプロフィール(科名・抽出部位・製造法・特徴・芳香分質の役割・植物の代謝・精油の主な作用・精油のキーワード)について紹介しています。
Contents
アロマテラピー検定対策【科名の覚え方】
たくさんあるので、これだけは覚えましょう!
- シソ科:ペパーミント・ラベンダー・ローズマリー・クラリセージ・
スイートマージョラム・パチェリ・メリッサ(レモンバーム) - フトモモ科:ティートリー・ユーカリ
- バンレイシ科:イランイラン
- キク科:カモミールジャーマン・カモミールローマン
- フウロソウ科:ゼラニウム
シソ科は、まずしっかり覚えましょう!消去法で正解率が上がります。
アロマテラピー検定対策【抽出部位の覚え方】
- 果皮:(柑橘系の精油)オレンジスイート・レモン・グレープフルーツ・ベルガモット
これは覚えやすいですね! - 葉と花:ラベンダー・ローズマリー・クラリセージ
葉だけの抽出部位と区別するために、葉と花の抽出部位はしっかり覚えましょう! - 花:イランイラン・カモミールローマン・カモミールジャーマン・ジャスミン・ ネロリ・ローズアブソリュート・ローズオットー
- 果実:ジュニパーベリー・ブラックペッパー
- 樹脂:フランキンセンス・ベンゾイン・ミルラ
- 枝葉と果実:サイプレス
果実のみと混乱しやすいのでしっかり覚えましょう! - 心材:サンダルウッド
- 根:ベチパー
- 葉:ゼラニウム・ティートリー・ペパーミント・ユーカリ・スイートマージョラム・パチュリ・メリッサ(レモンバーム)・レモングラス
葉と花の抽出部位をしっかり覚えていれば回答できるので確認のみしておきましょう!
アロマテラピー検定対策【精油製造法の覚え方】
ほどんどが水蒸気蒸留法です。以下の例外を覚えましょう!
- 圧搾法:オレンジスイート・レモン・グレープフルーツ・ベルガモット
- 揮発性有機溶剤抽出法:ジャスミン・ベンゾイン・ローズアブソリュート
ローズオットーは水蒸気蒸留法なので要注意!
アロマテラピー検定 【精油の特徴】
芳香性
よい香りを出す性質のことを芳香性といいます。精油は強い香りがします。精油はそれぞれ独特な香りをもっています。
揮発性
揮発性とは、常温で液体が気体になる性質のことです。精油は揮発性であるため、精油のビンを開けると、すぐに香りがします。
親油性(脂溶性)
油脂によく溶ける性質のことです。精油は油脂になじむ性質があります。精油は水に溶けにくい性質をもちます。また水より軽いため、水にたらすと、精油成分が浮いてきます。
引火性
他の熱や火によって、引火しやすい性質のもの。精油は引火性のため、火気に近づけないように注意してください。
有機化合物
精油は有機化合物であり、油脂ではありません。植物油のスィートアーモンド油や、オリーブ油と同じように油脂と誤解されることが多いため、注意が必要です。
精油の安全性
精油は植物由来のため、安全にみられますが、使用方法を誤ると危険であるため、ルールを守り正しく使用しましょう。
精油成分の変化
精油は時間がたつと成分が変化してきます。成分の変化で香りも変化していきます。
アロマテラピー検定 【芳香物質の役割と植物の代謝】
誘引効果
受粉や種子を運んでくれる昆虫などを引き寄せる効果です。
忌避効果
植物を摂食するなど、植物に危害を与える昆虫などを遠ざける効果のことです。
抗真菌効果・抗菌効果
真菌とはカビのこと。植物に、カビや有害な菌がつくことを防ぐ効果のことです。
一次代謝
植物は光合成を通じてエネルギーを作り出すことができます。光合成によって二酸化炭素と水から、酸素や糖を作り出します。
二次代謝
植物は一次代謝で得たエネルギーをもとに、二次代謝を行います。その過程で有機化合物を作り出します。精油は有機化合物です。
アロマテラピー検定 【精油の主な作用】
- 鎮静・・・心身をリラックスさせる
- 鎮痛・・・痛みを緩和する
- 強壮・・・身体の機能を向上させる
- 去痰・・・痰の排出を促す
- 消化促進・・・胃腸の働きを高め、消化を促す
- 食欲増進・・・食欲を高める
- ホルモン調整・・・ホルモンのバランスを整える
- 免疫賦活・・・免疫の働きを高める作用
- 利尿・・・排尿を促す
- 収れん・・・皮膚を引きしめる
- 保湿・・・皮膚を乾燥から守る
- 虫よけ・・・虫を遠ざける
- 抗ウイルス・・・ウイルスの増殖を抑える
- 抗菌・・・細菌の増殖を抑える
- 抗真菌・・・真菌(カビなど)の増殖を抑える
- 殺菌・・・病原体を有する細菌を死滅させる
アロマテラピー検定対策 精油キーワード
それぞれのキーワードを覚えよう!
イランイラン
花の中の花
ジャスミンと共通する成分を含む
オレンジ・スイート
低温圧搾(コールドプレス)
ジュニパーベリー
洋酒のジンの香りづけに使用されている
サイプレスとヒノキと共通の成分が含まれる
ゼラニウム
ローズと共通の成分が含まれる
ティートリー
オーストラリア先住民族アボリジニの伝統的な治療薬として利用されてきた
ペパーミント
学名には、「コショウのような」の意味がある
ユーカリ(ユーカリプタス)
精油の主な成分は、1.8シネオールである
ラベンダー
学名はラテン語の 洗う や 青みがかった鉛色 に由来する
ローズマリー
防虫剤として使用されていたカンファーが含まれる
学名はラテン語で「海のしずく」
カモミール・ローマン
大地のリンゴと呼ばれていた
キク科の多年草
カモミール・ジャーマン
キク科の1年草
カマズレンを含み、精油は濃い青色である
サイプレス
ジュニパーベリー、ヒノキと共通する成分が含まれる
ジャスミン
イランイランと共通する成分が含まれる
スイートマージョラム
マージョラムはラテン語の より大きい・重要な から来ている
ネロリ
イタリアのネロラ公国の公妃が愛用していたことから、ネロリと呼ばれる
パチュリ
衣類の虫よけとして使用されていた
ブラックペッパー
中世ヨーロッパでは、価値が高く、その需要から大航海時代をもたらした
ベルガモット
ケルンの水(オー・デ・コロン)の主原料である
紅茶のアールグレイの香りづけに使用されている
ローズアブソリュート
揮発性有機溶剤抽出法⇒アブソリュート
かつてはアンフラージュ(冷浸法)で製造
ローズオットー
オットー⇒「水」という意味
水蒸気蒸留法で抽出
まとめ
アロマテラピー検定では、精油のプロフィールの出題の数が多いため、しっかり覚えて合格を目指しましょう!
精油のキーワードは覚えておくと、問題の解答率が上がりますよ!ぜひ覚えてください。