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クレイとは

クレイとは、土壌から掘り起こされた粘土質の鉱物のことです。クレイを砕いて粉上にしたものがクレイとして使用させています。採掘された場所によって、クレイに含まれるミネラルなどの量は変わってきます。

クレイの成分

クレイの成分はほどんどがミネラルです。シリカ、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化鉄などその他もろもろ、様々なミネラルが含まれています。 

クレイの分類

クレイの分類の仕方は複数あります。いくつか紹介します。

鉱物学的分類

カオリナイト

一般的に白色です。主成分は、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素です。

スメクタイト

色は様々です。モンモリロナイトもスメクタイトに含まれています。

イライト

白色~灰緑色です。主成分は、酸化マグネシウム、二酸化ケイ素です。

色による分類

ホワイトクレイ

主成分(シリカ・酸化アルミニウム)

レッドクレイ

主成分(シリカ・酸化アルミニウム・酸化カルシウム・酸化鉄・酸化カリウム)

イエロークレイ

主成分(シリカ・酸化アルミニウム・酸化鉄)

グリーンクレイ

主成分(シリカ・酸化アルミニウム・酸化カルシウム・酸化鉄・酸化カリウム)

ベージュクレイ

主成分(シリカ・酸化アルミニウム)

ブラウンクレイ

主成分(シリカ・酸化アルミニウム・酸化カルシウム)

ブルークレイ

主成分(シリカ・酸化アルミニウム・酸化鉄)

ベントナイト

主成分(シリカ・酸化アルミニウム・酸化カルシウム・酸化鉄・酸化マグネシウム)

クレイの一般名称

カオリン

カオリナイトが主に含まれています。
名称の由来は、中国のカオリンの産地から来ています。

モンモリロナイト(モンモリオナイト)

スメクタイトが含まれています。
名称の由来は、フランスのモリオ火山で採掘されたことから来ています。

ホワイトクレイ

カオリナイトが主に含まれています。
名前の由来は、白色であるところから来ています。

グリーンクレイ

イライトが含まれています。
名前の由来は、灰緑色であるところから来ています。

ブラウンクレイ(ガスール)

スメクタイトが含まれています。
名前の由来は、北アフリカのモロッコで「洗い清める」という意味で古くから利用されていたことから来ています。

ベントナイト

スメクタイトが含まれています。
名前の由来は、アメリカの Fort Benito 地区で採掘されたことから来ています。

クレイの作用

クレイにはデトックス(解毒)作用や、代謝促進作用、抗炎症作用、殺菌・抗菌作用、うっ滞除去作用、瘢痕形成作用(皮膚の回復や再生を促す)、消臭作用、ミネラルの補給をする働きがあります。

クレイは採掘場所によって成分が異なってきます。また、個人によって感じ方が変わってくるため、一概にはいえませんが、刺激の強度は下記を参照してください。あくまでも目安になります。(刺激の低い順に並べてあります)

ホワイトクレイ → レッドクレイ → イエロークレイ → グリーンクレイ → ブラウンクレイ → ベントナイト

クレイセラピー

ここでは、簡単で気軽に取り組みやすい、クレイパウダーとクレイパックの紹介をします。

クレイパウダー

クレイパウダーは粉のまま使用できるため、簡単に実施できます。ボディーパウダーとして使用します。白色で刺激が少ないホワイトクレイがおすすめです。汗やにおいが気になるときには、クレイパウダーを使用してみましょう。特に夏場はおすすめです。
香りをつけたいときには、ドライハーブを入れて、一日くらい置いておきましょう。クレイに香りが移って、香りつきのパウダーになります。

クレイパック

クレイパックは、クレイの粉に水分を入れて混ぜ合わせ、ペースト状にして使用します。水分は、精製水やハーブウォーター(芳香蒸留水)を使用します。フェイスパックに使用する場合は、初心者は刺激の少ないクレイを使用しましょう。
ホワイトクレイは刺激は少ないですが、油分が少なく乾燥しやすいものもあります。ホワイトクレイで乾燥する場合は、ホワイトクレイに、油分が含まれるレッドクレイを、少量ブレンドして使用してみてください。
ホワイトクレイに、レッドクレイがブレンドされているクレイを、一般的に、ピンククレイと呼びます。
ホワイトクレイに、保湿力のあるホホバオイルなどのキャリアオイルを加えてみるのもおすすめです。使い心地もよくなります。

まとめ

クレイセラピーの中でも取り組みやすい、クレイパウダーとクレイパックの紹介をしました。
初心者の方は、クレイフェイスパックでは、はじめは小鼻のパックなど、取り組みやすいところから試してみてはいかがでしょうか。

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