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クローブ

樹高10~15mほどの非耐寒性常緑樹です。花は黄色い花弁と多数の雄べがあります。
精油やスパイスとともに、花のつぼみから採れます。ハーブは、花のつぼみを乾燥させたものを使用します。
和名で「チョウジ」と呼ばれています。また別名で「百里香」ともいいます。
「百里香」の由来は、遠く離れた場所からでも、香りが感じられたためと伝えられています。
クローブは大航海時代に取引された香料のひとつです。
日本では5~6世紀には紹介され、正倉院に納められてたといわれています。

基本情報

  • 学名・・・Eugenia caryophyllus
  • 科名・・・フトモモ科
  • 主な産地・・・スリランカ、インドネシア、マダガスカル
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・花蕾(カライ・・・花のつぼみのこと)
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中は使用しないでください。皮膚刺激があるため、使用量に注意してください。
  • 香りの分類・・・スパイス系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・1
  • 支配星・・・火星
  • 星座・・・牡羊座、さそり座
  • チャクラ・・・第3チャクラ(ソーラープレクサス)、第5チャクラ(スロート)

クローブ精油の主な成分と作用

【主な成分】オイゲノールが多く含まれています。

フェノール類: オイゲノール(75~90%)

エステル類: 酢酸オイゲニル(5~20%)

セスキテルペン炭化水素類: βーカリオフィレン(3~10%)

【主な作用】

鎮痛、鎮痙攣、健胃、駆風、血圧上昇、免疫強壮、子宮収縮、抗酸化、抗炎症、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗寄生虫、催淫、精神強化、精神高揚

クローブ精油の効能

身体への作用

消化不良や歯痛に役立つとされています。活性酸素の除去に働きかけるため、体内のアンチエイジングに良いとされています。

皮膚への作用

水虫に役立つとされています。皮膚刺激があるため、使用量に注意してください。

精神への作用

精神疲労や無気力に働きかけ、気持ちを活性化させます。

おすすめブレンド

ほとんどの精油と相性がいいですが、香りと刺激が強いため、少量の使用にしてください。

クローブの主な使い方

芳香浴やボディトリートメントに適しています。

まとめ

クローブは、肉料理やお菓子作りなど、料理によく使用されています。ハーブティーとしてもよく知られ、オレンジピールとブレンドすると飲みやすくなります。
精油として使用する場合は、刺激が強いため使用量に注意しましょう。

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