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マスティックトゥリー

地中海沿岸地域の各地方で生育する、樹高2~4m程のウルシ科の常緑樹です。樹木の幹から採った樹脂は、古くから薫香として使用されていたといわれています。また樹脂はチューインガムとしても使用されています。

基本情報

  • 学名・・・Pistacia lentiscus
  • 科名・・・ウルシ科
  • 主な産地・・・フランス、コルシカ島、モロッコ
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・葉付き小枝
  • 注意事項・・・使用方法を守れば禁忌はありません。
  • 香りの分類・・・樹脂系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・4

マスティックトゥリー精油の主な成分と作用

【主な成分】モノテルペン炭化水素類の含有量が多くなっています。

モノテルペン炭化水素類: α-ピネン(20~35%)、β-ミルセン(5~25%)、α-フェランドレン(3~15%)、リモネン(3~15%)、カンフェン、サビネン、α-テルピネン、p-サイメン、γ-テルピネン、テルピノレン、β-ピネン、β-フェランドレン

セスキテルペン炭化水素類: δ-カジネン、β-カリオフィレン、ゲルマクレンD

モノテルペンアルコール類: テルピネン-4-オール

【主な作用】

鎮痙攣、静脈うっ血除去・リンパうっ血除去、静脈強壮、リンパ強壮、抗湿潤、抗炎症・精神強化・精神高揚

マスティックトゥリー精油の効能

身体への作用

静脈溜やむくみ、浮腫に働きかけます。

皮膚への作用

皮膚の湿潤(水分過多)を抑える役割をします。

精神への作用

気持ちをスッキリさせる作用があります。

おすすめブレンド

ハーブ系や柑橘系の精油との相性がいいです。

マスティックトゥリーの主な使い方

芳香浴やボディトリートメントに適しています

まとめ

マスティックトゥリー精油はあまり見かけませんが、プラナロム社で5mlで1万円ほどで販売されています。高価な精油となりますね。

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