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オレンジ・スイート
樹高10mほどになる常緑高木です。インドや中国が原産地といわれています。
地中海沿岸など温暖な気候を好んで育ち、現在は世界の様々な国に産地が広がっています。
普段、私たちが食べているものは「オレンジスイート」です。
世界で最も多く栽培されているのは、「バンレシアオレンジ」ですが、日本の気候には適していないため、日本では「ネーブルオレンジ」が中心となっています。
ヨーロッパでは、ペスト流行時に魔よけとして「オレンジ・ポマンダー」を作る習慣がありました。
基本情報
- 学名・・・Citrus sinensis
- 科名・・・ミカン科
- 主な産地・・・イタリア、ブラジル、モロッコ、パラグアイ、コスタリカ、メキシコ
- 抽出方法・・・圧搾法
- 抽出部位・・・果皮
- 注意事項・・・オレンジスイートは光毒性はないとされていますが、敏感肌の方は注意してください。皮膚刺激があるため使用量に注意してください。
- 香りの分類・・・柑橘系
- 香りのノート・・・トップノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・4
- 五行・・・木
- 支配星・・・太陽
- 星座・・・獅子座
- チャクラ・・・第2チャクラ(セイクラル)
オレンジ・スイート精油の主な成分と作用
【主な成分】
モノテルペン炭化水素類: d-リモネン(90~98%)、β-ミルセン
脂肪族アルデヒド類: オクタナール、デカナール
【主な作用】
鎮痛、健胃、消化促進、うっ滞除去、抗菌、神経強壮、抗不安、誘眠、精神強化、精神高揚
オレンジ・スイート精油の効能
身体への作用
食欲を増進させます。胃腸の不調に働きかけます。リンパの流れを促しむくみを緩和させます。
皮膚への作用
ターンオーバーを促します。肌のくすみに働きかけ、顔色を明るくします。
精神への作用
気分を前向きにしてくれます。不安感や緊張感の解消に役立ちます。
おすすめブレンド
ほどんとの精油と相性がいいです。
ラベンダーとのブレンドはリラックスでき、誘眠作用も期待できます。
オレンジ・スイートの主な使い方
芳香浴やボディトリートメント、香水に適しています。掃除にも使用されています。
オレンジ・スイート精油はこちらから
オレンジ・ビター
別名「セリビアオレンジ」とも呼ばれています。
オレンジビターは、抽出部位によって、採れる精油が変わってきます。
果皮からはオレンジビター、葉や小枝からはプチグレン、花からはネロリの精油が抽出されます。
オレンジスイートと比べて香りに苦みがあります。
「マーマレード」は、オレンジビターで作られています。
基本情報
- 学名・・・Citrus aurantium ssp. amara
- 科名・・・ミカン科
- 主な産地・・・コートジボワール、イタリア、チェニジア、エジプト
- 抽出方法・・・圧搾法
- 抽出部位・・・果皮
- 注意事項・・・フロクマリン類には光毒性があるため、使用後、少なくとも4~5時間は日光にあたるのを避けてください。皮膚刺激があるため使用量に注意してください。
- 香りの分類・・・柑橘系
- 香りのノート・・・トップノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・4
- 五行・・・木
- 支配星・・・太陽
- 星座・・・獅子座
- チャクラ・・・第2(セイクラル)
オレンジ・ビター精油の主な成分と作用
【主な成分】
モノテルペン炭化水素類: d-リモネン(90~98%)、β-ミルセン
脂肪族アルデヒド類: オクタナール、デカナール
ラクトン類: フロクマリン類
【主な作用】
鎮静、うっ滞除去、神経強壮、精神安定、精神強化、精神高揚
オレンジ・ビター精油の効能
身体への作用
消化器系に作用します。特に胃腸の不調に働きかけます。
皮膚への作用
脂性肌に働きかけます。ビターオレンジは、光毒性があるため、日光があたる場所への使用は注意が必要です。
精神への作用
深いリラックスをもたらします。気分を前向きにしてくれます。
おすすめブレンド
同系列の柑橘系、ハーブ系、花の精油と相性がいいです。
オレンジ・ビターの主な使い方
芳香浴やボディトリートメントに適しています。香りがオレンジスイートに比べて、苦みがあるため、男性に向いています。
まとめ
オレンジ精油は多くの人に好まれる香りで、精油の中でもお求めやすい値段です。
柑橘系は揮発性が高いため、開封後は6ヶ月を目途に使い切りましょう。
オレンジは風水では金運を高めるシンボルといわれています。