ここではアロマテラピー検定対策として、アロマテラピー利用上の注意、アロマテラピーと環境について紹介しています。
Contents
アロマテラピー検定対策【アロマテラピー利用上の注意】
精油は希釈して使用する
精油は原液では刺激が強いため、希釈して使用します。精油の原液が肌についた場合は、大量の水で洗い流しましょう。肌に異常がみられたら、すぐに医療機関を受診してください。
精油は飲用しない
AEAJでは、飲用することや、うがいをすることは推奨されていません。誤飲した場合は、口を大量の水ですすぎ、精油のビンをもって、すぐに医療機関を受診してください。
精油が目や粘膜につかないようにする
目や粘膜は敏感な部分のため、精油がつかないように注意してください。。もし目に精油が入った場合は、大量の水で洗い流し、すぐに医療機関を受診してください。
精油を使用する際に注意するべき対象者
- 医療機関を受診している・・・治療中の場合は、医療機関に相談しましょう。
- 高齢者や既往歴がある・・・基準の半分以下の量で様子をみて使用しましょう。
- 妊娠中である・・・芳香浴以外では十分に注意しましょう。アロマトリートメントを受ける場合は医師に相談しましょう。
- 子どもには・・・3歳未満では芳香浴法以外は行わないようにしましょう。3歳以上では、少量から始めて、二分の一位の使用量でとどめておきましょう。
- 皮膚が弱い場合・・・事前にパッチテストを行います。パッチテストとは、希釈した精油を、腕の内側あたりに塗布し、24時間~48時間放置して、皮膚にかゆみなど異常が起こらないかどうか確認するテストのことをいいます。
精油の希釈濃度
AEAJでは、ボディトリートメントでは1%以下で、フェイシャルでは、0.1~0.5以下と定められています。
精油の保管
遮光性のビンに入れ、直射日光を避けて保管します。
精油の保存期間
一般的には、開封後は、柑橘系で半年以内、それ以外は1年以内とされています。
自己責任の原則
自分で使用するために、精油を利用して化粧水やクリームを作ることは禁止されていません。自己の責任において行うという認識を持ちましょう。また、家族や友人に、手作り化粧品をプレゼントする際は、使用方法を説明して、受け取った本人の自己責任のもとで使用してもらうことが重要です。
注意すべき精油
光毒性
グレープフルーツ・ベルガモット・レモン
オレンジスイートは光毒性はないので要注意!
皮膚刺激
イランイラン・ジャスミン・ティートリー・ブラックペッパー・ペパーミント・メリッサ(レモンバーム)・ユーカリ
アロマテラピー検定対策【 アロマテラピーと環境】
環境問題
大気汚染
高度成長期の日本では、車や工場などから出る煙で、大気が汚染され健康被害が出ていました。以前よりは改善されたものの、PM2.5などが基準値を超える地域があるのが現状です。
ヒートアイランド現象
緑地の多い郊外に比べ、アスファルトやコンクリートが多い都市部の方が、気温が高くなる現象のことです。
オゾン層の破壊
有害な紫外線を吸収し、植物や動物を守る機能がオゾン層だが、フロンの発生により、オゾン層の破壊が進み、紫外線による皮膚がんなどの健康被害が懸念されている。
酸性雨(酸性霧・酸性雪)
大気汚染物質が雨や霧、雪に取り込まれ、地上に酸性の雨や霧、雪が降ることです。これらによって、森林が枯れたり、建物が劣化したりと悪影響をもたらします。
海や川の汚染
工場や家庭からの汚染された排水は、海や川を汚染させます。それらは、赤潮や青潮を発生させ、海洋生物をおびやかします。有害物質は、海洋生物に蓄積され、それを食べる人間にも悪影響を与えます。
大量生産・大量消費
大量生産、大量消費は、大量のごみを発生させました。
環境保全の取り組み
低炭素社会・・・二酸化炭素の排出をおさえる社会のこと。
循環型社会・・・資源の再利用を進め、廃棄物を減らす社会のこと。
自然共生社会・・・自然とのかかわりを大切にし、自然からの恵みを手にする社会のこと。
スリーアール 3R・・・ゴミを減らし、それを生かすこと
Reduce(リデュース)・・・ゴミの発生をおさえる
Reuse(リユース)・・・繰り返し使用する
Recycle(リサイクル)・・・資源として再利用する
まとめ
アロマテラピー検定主催のAEAJは、環境の保全と創造に活動を広げています。環境の問題はしっかりおさえておきましょう。また、アロマテラピーは医療行為ではないため、他者へ使用するときには、言動に注意しましょう。