アロマテラピーには、様々な民間団体や民間資格があります。
フランス式のアロマテラピーを軸にしていたり、イギリス式のアロマテラピーを軸にしていたり、それぞれの団体によって異なります。
ここでは、フランス式アロマテラピー・イギリス式アロマテラピー・中医学アロマテラピーについて見ていきます。

フランス式アロマテラピー

フランスでは、アロマテラピーの使用は医療や治療が中心となっています。
精油の濃度はそのときの状況で、0.5%から高濃度まで用いられています。

ヨーロッパでのメディカルアロマテラピーを、日本に普及している NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)では、
精油の濃度は「一般成人」で、顔(2%以下)、身体(3%以下)との基準がありますが、実際はもう少し低濃度で用いられているようです。
アロマテラピーサロンでは、目安として、顔(0.5%以下)、身体(1%以下)になっていることが多いようです。

ただし、局部に使う場合は高濃度で使用されることもあります。(およそ濃度10%以上)
その場合は、使用目的を明確にして、使用量や期間を限定して使われています。

フランスのアロマテラピーでは、フランス人の化学者である「ルネ=モーリス・ガットフォゼ」が「アロマテラピー」と名付けたことや、軍医である「ジャンバルネ」が精油の薬理効果を、書籍にまとめたことが知られています。

フランスアロマテラピーの歴史(流れ)はこちらから
【ルネ=モーリス・ガットフォゼ/ジャンバルネ】
https://aroma-mary.com/aromatherapy-history-4/

イギリス式アロマテラピー

イギリスでは、美容やリラクゼーションのためのアロマテラピーが中心となっています。
日本では精油の濃度は、一般成人で、顔(0.5%前後)、身体(1%)と、フランス式のアロマテラピーと比べて、低濃度で使用されることが多いです。

日本で一番大きい団体は、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ) ですね。

「アロマテラピー検定」を主催している団体となります。

アロマの資格は、団体に入会しないと受けられないものが多いのですが、アロマテラピー検定は、どなたでも受験できるところが特徴です。

アロマテラピー検定の勉強をしていく過程で、アロマテラピーを体系的に学べるため、おすすめの試験です!

イギリスアロマテラピーでは、「マルグリット・モーリー」の貢献が有名ですね!
マルグリット・モーリーは、アロマテラピートリートメントなどの「ホリスティック アロマテラピー」をイギリスに紹介しました。

その後、「ロバート・ティスランド」の著書でさらに、アロマテラピートリートメントが広がりました。

イギリスのアロマテラピーの歴史(流れ)はこちらから
【マルグリット・モーリー/ロバート・ティスランド】
https://aroma-mary.com/aromatherapy-history-4/

中医学アロマテラピー【陰陽説・五行説】

伝統的な中医学は、西洋医学に比べると、治療へのアプローチは、幅広い見解で見られています。

「中医学アロマテラピー」をつくりあげた先駆者である「ジュフリー・ユエン」は中医学の哲学的概念と精油の作用を関連づけました。

「中医学アロマテラピー」では、ひとつの症状について特定の精油を使用するのではなく、中医学の概念をもとに、特定のクライアントに対して精油を選ぶことを目標にしています。

ところで、中医学の概念とは何でしょうか。
中医学では、病気をみるのではなく、クライアント自身をみるということです。
クライアントの身体全体のゆがみなどをみていきます。

ここでは、アロマテラピーと関連性のある「陰陽説」と「五行説」について紹介します。合わせて「陰陽五行説」ともいいます。

陰陽説とは

陰陽説は「生命エネルギー」論といわれていて、漢方薬やマッサージ、食事療法や運動療法、鍼灸など、あらゆる療法に活用されています。

「陰」と「陽」は相反する二つの性質
 陰陽は、自然現象、森羅万象を陰と陽の二つに分けて捉えます。この世のあらゆる事象は、「陰」と「陽」の相反する二つの性質を持ち、両者の調和によって宇宙が成り立っているというものです。 

『楽しく、豊かに、内面から輝く ウェルネスタイル』から引用

森羅万象(しんらんばんしょう)とは、宇宙や天地間に存在する「全てのもの」という意味があります。

これらは、とちらが強ければよいというわけではなく、陰陽のバランスをとることが大切だといわれています。

「陰」について・・・気は凝縮するといわれています。
          「女性的」「暗い」「冷やす」「湿り気」「リラックス」
          「誘眠」「停滞」など

「陽」について・・・気は拡張するといわれています。
          「男性的」「温める」「明るい」「活力を与える」など

例えば、「陽気」が不足すると、冷えや疲れ、気力の低下などがあらわれます。そのため、体を温め、活力を与える精油が役立ちます。(ローズマリーやジンジャーなど)

五行説とは

五行は五つの元素が軸になっている
 五行説は、万物を「木」、「火」、「土」、「金」、「水」という五つの元素(五行)に分け、これらの元素を軸にしています。

『楽しく、豊かに、内面から輝く ウェルネスタイル』から引用

これらの「五行」は、「五臓」「五腑」「五味」「五季」「五色」などをあらわしています。
例をあげてみます・・・。
「五臓(肝・心・脾・肺・腎)」「五腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱)」「五志(怒・喜・思・悲・恐)」


また、それぞれの「五行」にはそれぞれ適した精油が提案されています。

あらゆるものが五元素の性質を持っています。その中でも「体」と「心」の状態は、お互いに影響し合います。

例をあげると「五臓」と「五腑」は表裏一体の関係で、互いに抑制し合い、補いあっています。そして、体が不調になると、それに対応して感情をあらわす「五志」に影響を及ぼして、心もみだれると考えられています。

例えば、「五臓」の”肝”が不調になると「五腑」の”胆””の働きが低下し、「五志」の”怒”に影響していきます。

つまり、体内の代謝が低下すると、血液の循環がわるくなり、頭痛や便秘などが起こりやすくなり、イライラなどがあらわれてくるという流れになります。

まとめ

アロマテラピーの勉強がすすんでいくと、自分が所属する団体で学ぶ内容だけではなく、包括的にアロマテラピーについて知りたいと思ってくるのではないでしょうか?
管理人は、中医学アロマテラピー(東洋医学ともいいます)については、まだまだ勉強中です。
少しずつでも、アロマテラピーについて知識を深めていくことは、心がはずんできますよね。

それでは、快適なアロマ生活を楽しみましょう♪

「陰陽五行説」についてもっと知りたい方は下記の書籍を読んでみてください。

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