シダ-ウッドには「アトラスシダ-」「バージニアシダ-」「ヒマラヤシダ-」があります。バージニアシダ-はヒノキ科で、あと2つはマツ科のため、科名が異なります。
シダ-は古くから使用されており、古代医学書には複数の著者たちによる記述がみられます。

Contents

アトラスシダ-ヴッド

別名で「ホワイトシダ-」と呼ばれています。樹高40~50m程にもなる、マツ科の常緑高木針葉樹です。

基本情報

  • 学名・・・Cedrus atlantica
  • 科名・・・マツ科
  • 主な産地・・・アルジェリア、モロッコ
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・木部
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しないでください。
  • 香りの分類・・・樹木系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・7
  • 五行・・・水
  • 支配星・・・土星  
  • 星座・・・山羊座
  • チャクラ・・・第1チャクラ(ベース)、第2チャクラ(セイクラル)、第7チャクラ(クラウン)

アトラスシダ-ヴッド精油の主な成分と作用

【主な成分】

セスキテルペン炭化水素類: β-ヒマカレン(40~55%)、α-ヒマカレン(15~20%)、γ-ヒマカレン(5~15%)、δ-カジネン、α-セドレン

ケトン類: γ-アトラントン

【主な作用】

去痰、抗菌、抗真菌、鎮痙、うっ滞除去、静脈強壮、リンパ強壮、脂肪溶解、ホルモン様、瘢痕形成(創傷治癒)、昆虫忌避、催淫、精神安定

 アトラスシダ-ヴッド精油の効能

身体への作用

去痰や気管支炎など呼吸器系に働きかけます。むくみの緩和や、セルライトなどにも役立つといわれています。

皮膚への作用

毛穴を引き締めたり、ニキビに働きかけます。脂性肌に適しています。

精神への作用

精神的なショックや落ち込みを緩和し、精神を安定させる働きをします。

おすすめブレンド

スパイス系やハーブ系、樹木系の精油との相性がいいです。

ローズマリーとのブレンドは、集中力を高めます。

アトラスシダ-ヴッドの主な使い方

芳香浴、吸入、ボディトリートメントに適しています。香水の保留剤として役立ちます。

アトラスシダー精油はこちらから

バージニアシダーウッド

別名で「エンピツビャクダン」「レッドシダー」と呼ばれています。日本では鉛筆の材料として用いられていました。樹高20m程にもなるヒノキ科の針葉常緑木です。

基本情報

  • 学名・・・Juniperus virginiana
  • 科名・・・ヒノキ科
  • 主な産地・・・アメリカ、カナダ、メキシコ
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・木部
  • 注意事項・・・妊娠中、ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しないでください。
  • 香りの分類・・・樹木系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・4
  • 五行・・・水
  • 支配星・・・土星  
  • 星座・・・山羊座
  • チャクラ・・・第1チャクラ(ベース)、第2チャクラ(セイクラル)、第7チャクラ(クラウン)

バージニアシダ-ヴッド精油の主な成分と作用

【主な成分】

セスキテルペン炭化水素: ツジョプセン(15~35%)、α-セドレン(15~35%)、β-セドレン(微量~10%)

セスキテルペンアルコール類: セドロール(10~30%)、
ウィッドロール

【主な作用】

うっ滞除去、静脈強壮、リンパ強壮、ホルモン様、抗炎症、抗真菌、精神安定、精神強化

バージニアシダ-ヴッド精油の効能

身体への作用

循環を促進させます。リンパの流れを助け、むくみ解消に役立ちます。

皮膚への作用

毛穴を引き締めたり、ニキビに働きかけます。脂性肌に適しています。

精神への作用

リフレッシュ作用があるため、心をスッキリさせます。

おすすめブレンド

柑橘系、ハーブ系、樹木系の精油との相性がいいです。

バージニアシダ-ヴッドの主な使い方

芳香浴、吸入、アロマバス、フェイシャルスチーム、ボディトリートメントに適しています。

バージニアシダ-ヴッド精油はこちらから

ヒマラヤシダ-ヴッド

別名で「ヒマラヤスギ」「デオドラントシダー」と呼ばれています。
ヒマラヤの標高1500m以上で育つ、マツ科の針葉常緑樹です。樹高は50m程にもなります。学名の「deodara」は”神々の樹”という意味です。
成分は「アトラスシダーウッド」と似通っていて、代用が可能です。

基本情報

  • 学名・・・Cedrus deodara
  • 科名・・・マツ科
  • 主な産地・・・インド、ネパール、フランス
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・木部
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しないでください。
  • 香りの分類・・・樹木系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・7
  • 五行・・・水
  • 支配星・・・土星  
  • 星座・・・山羊座
  • チャクラ・・・第1チャクラ(ベース)、第2チャクラ(セイクラル)、第7チャクラ(クラウン)

ヒマラヤンシダ-ヴッド精油の主な成分と作用

【主な成分】

セスキテルペン炭化水素類: β-ヒマカレン(25~45%)、α-ヒマカレン(10~20%)、γ-ヒマカレン(5~15%)、ゲルマクレンD

セスキテルペンアルコール類: ヒマカロール(微量~15%)、アロヒマカロール

ケトン類: γ-アトラントン(5~15%)

【主な作用】

去痰、抗菌、抗真菌、鎮痙、うっ滞除去、静脈強壮、リンパ強壮、ホルモン様、瘢痕形成(創傷治癒)、昆虫忌避、精神安定

ヒマラヤンシダ-ヴッド精油の効能

身体への作用

呼吸器系に働きかけます。循環を促進させ、むくみやセルライトにも役立つといわれています。

皮膚への作用

毛穴を引き締めたり、ニキビに働きかけます。脂性肌に適しています。

精神への作用

心を鎮める働きをします。

おすすめブレンド

花の精油、ハーブ系、樹木系の精油との相性がいいです。

ヒマラヤンシダ-ヴッドの主な使い方

芳香浴、吸入、ボディトリートメントに適しています。香水の保留剤として役立ちます。

まとめ

シダ-ウッドは種類がたくさんありますが、一般的には、アトラスシダ-ウッドを指すことが多いようです。
また神経毒性のある「ケトン類のツジョン」を含むものも、シダーウッドといわれているため、購入時には必ず学名を確認しましょう。

おすすめの記事