シナモンは、最も古くから使用されていたスパイスのひとつです。
アロマテラピーで使用される代表的なものは、シナモンバーク(樹皮)・シナモンリーフ(葉)・シナモンカッシアの3種類になります。
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シナモン・バーク(樹皮)
学名が2つあります。これは2人の学者が命名したためといわれています。別名で「セイロンニッケイ」と呼ばれています。
シナモンの中でも、強力な殺菌作用があります。他の精油とブレンドして、空気中に拡散させると空気の洗浄に役立ちます。
基本情報
- 学名・・・Cinnamomum zeylanicum / Cinnamomum verum
- 科名・・・クスノキ科
- 主な産地・・・マダガスカル、ベトナム、スリランカ
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・樹皮
- 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。低濃度で使用し、広範囲での使用は避けましょう。
- 香りの分類・・・スパイス系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・1
- 支配星・・・太陽
- 星座・・・獅子座
- チャクラ・・・第1チャクラ(べース)、第2チャクラ(セイクラル)、第3チャクラ(ソーラープレクサス)
シナモン・バーク(樹皮)精油の主な成分と作用
【主な作用】ケイ皮アルデヒドが多く含まれています。
芳香族アルデヒド類: ケイ皮アルデヒド(55~80%)
フェノール類: オイゲノール(2~15%)
エステル類: 酢酸シンナミル(2~10%)
モノテルペン炭化水素類:p-サイメン、αーフェランドレン、リモネン、β-フェランドレン
セスキテルペン炭化水素類: βーカリオフィレン
モノテルペンアルコール類: リナロール
【主な作用】
刺激、強壮、抗ウイルス、抗菌、抗真菌、通経、抗寄生虫、催淫、精神強化、精神高揚
シナモン・リーフ(葉)
学名が2つあります。これは2人の学者が命名したためといわれています。別名で「セイロンニッケイ」と呼ばれています。
シナモンリーフは皮膚にも使用できますが、刺激が強いため低濃度での使用にとどめましょう。
基本情報
- 学名・・・Cinnamomum zeylanicum / Cinnamomum verum
- 科名・・・クスノキ科
- 主な産地・・・マダガスカル、ベトナム、スリランカ
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉
- 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。低濃度で使用し、広範囲での使用は避けましょう。
- 香りの分類・・・スパイス系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・1
- 支配星・・・太陽
- 星座・・・獅子座
- チャクラ・・・第1チャクラ(べース)、第2チャクラ(セイクラル)、第3チャクラ(ソーラープレクサス)
シナモン・リーフ(葉)精油の主な成分と作用
【主な成分】
フェノール類: オイゲノール(70~85%)
モノテルペン炭化水素類: α-フェランドレン、α-ピネン
セスキテルペン炭化水素類: βーカリオフィレン、ゲルマクレンD
モノテルペンアルコール類: リナロール
エステル類: 安息香酸ベンジル、酢酸オイゲニル、酢酸シンナミル
芳香族アルデヒド類: ケイヒ皮アルデヒド類
【主な作用】
抗感染、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、神経強壮、免疫刺激、子宮収縮、抗寄生虫、催淫、精神強化、精神高揚
シナモン・カッシア
シナモンカッシアは別名で「チャイニーズシナモン」「トンキンニッケイ」「カシア」などとも呼ばれています。
基本情報
- 学名・・・Cinnamomum cassia
- 科名・・・クスノキ科
- 主な産地・・・中国、ベトナム
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉付き小枝
- 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。低濃度で使用し、広範囲での使用は避けましょう。
- 香りの分類・・・スパイス系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・1
- 支配星・・・太陽
- 星座・・・獅子座
- チャクラ・・・第1チャクラ(べース)、第2チャクラ(セイクラル)、第3チャクラ(ソーラープレクサス)
シナモン・カッシア精油の主な成分と作用
【主な成分】
芳香族アルデヒド類: ケイ皮アルデヒド(75~90%)、ベンズアルデヒド
エステル類: 酢酸シンナミル(微量~15%)
ラクトン類: クマリン(微量~10%)
【主な作用】
抗感染、抗ウイルス、抗菌、抗真菌、強壮、免疫刺激、抗寄生虫、子宮収縮、通経、精神安定、精神強化
シナモン精油の効能(3種類共通)
身体への作用
食欲を促進します。免疫を高める作用をします。
皮膚への作用
刺激が強いため顔への使用は不向きです。また樹皮は、刺激が強いため、皮膚への使用は避けた方が良いでしょう。
精神への作用
やる気を高めます。活力アップに役立ちます。
シナモンの主な使い方
芳香浴、ボディトリートメントに適しています。
香水にも使用されています。
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まとめ
シナモンは、抽出部位(樹皮、葉)によって成分や香りが違います。禁忌も多いため使用には注意が必要ですが、殺菌作用が強く、感染症対策にも役立ち、元気がでる精油といわれています。
上手に使用していきたいですね。