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ジャスミン(アブソリュート)

ジャスミンは、バラやズズランと同じく世界3大香料のひとつで、古くから香料植物として利用されてきました。
樹高1~3mほどの非耐寒性つる性の低木で、星型で白色の花を咲かせます。夜間に香りが強くなり、夜が明けると香りがなくなるため、花を摘むのは夜明け前に行われます。
ジャスミンティーの香付けに使用されている、茉莉花(マツリカ)とは種が異なります。

基本情報

  • 学名・・・Jasminum officinalis
  • 科名・・・モクセイ科
  • 主な産地・・・エジプト、モロッコ、フランス
  • 抽出方法・・・有機溶剤抽出法
  • 抽出部位・・・花
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中の使用は避けてください。皮膚刺激があるため、敏感肌の方は使用量に注意しましょう。
    ※NARD(ナード)ではアブソリュートは、トリートメントには使用しないという考え方があります。
  • 香りの分類・・・花系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・1
  • 五行・・・火、水
  • 支配星・・・金星、太陽(夜に開花するので月という意見もあります)
  • 星座・・・牡牛座、獅子座
  • チャクラ・・・第2チャクラ(セイクラル)

ジャスミン精油の主な成分と作用

【主な成分】エステル類が多く含まれています。

エステル類: 酢酸ベンジル(10~30%)、
安息香酸ベンジル(10~30%)、酢酸フィチル(3~10%)

ジテルペンアルコール類: フィトール(5~15%)、
イソフィトール(5~10%)、ゲラニルリナロール

モノテルペンアルコール類: リナロール(3~10%)

セスキテルペン炭化水素類: α-ファルネセン

ケトン類: cis-ジャスモン

フェノール類: オイゲノール

ラクトン類: ジャスミンラクトン

窒素含有物: インドール

【主な作用】

鎮痙、鎮静、女性ホルモン調整、皮膚再生、催淫、精神安定、精神強壮、精神高揚

ジャスミン精油の効能

身体への作用

出産時の陣痛を促進します。生理不順や更年期障害などに働きかけます。

皮膚への作用

肌の保湿やしわ、たるみに働きかけます。乾燥肌にいいとされています。敏感肌の方は使用量に注意しましょう。

精神への作用

感情が混乱からくる不安感を、緩和する働きをします。

おすすめブレンド

ほとんどの精油と相性がいいです。

ジャスミンの主な使い方

芳香浴やボディ-トリートメント、フェイスケアに適しています。香水にもよく利用されています。

【ジャスミン精油 おすすめの使い方のレシピ】はこちらから

 https://aroma-mary.com/seiyu-jasmine-recipe

まとめ

ジャスミンの精油は、たくさんの花からわずかにしか採れないため、大変貴重で高価な精油になります。ジャスミンは、イランイランと共通の成分を含んでいるため、ジャスミンの代わりにイランイランが使用されることもあります。
ジャスミンの精油は1mlの少量から販売されているので、少量から試してみてはいかがでしょうか。

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