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クミン

クミンは、古くからスパイスとして用いられてきました。古代エジプトでは、ミイラの防腐剤のひとつとして利用されてきたといわれています。
クミンは草丈20~30cm程の、セリ科の一、二年草です。

基本情報

  • 学名・・・Cuminum cyminum
  • 科名・・・セリ科
  • 主な産地・・・エジプト、イラン、ハンガリー
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・種子
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。皮膚刺激があるため広範囲には使用しないでください。光毒性があるため、皮膚に塗布後は5~6時間は直射日光に当たらないようにしてください。
  • 香りの分類・・・スパイス系
  • 香りのノート・・・ベースノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・不明

クミン精油の主な成分と作用

【主な成分】

モノテルペン炭化水素類: γ-テルピネン(15~30%)、β-ピネン(10~20%)、p-サイメン(5~15%)、α-フェランドン

テルペン系アルデヒド類: pメンタ-i,3-ジエン-7-アール(2~20%)、pメンタ-i,4-ジエン-7-アール(5~15%)

芳香族アルデヒド: クミンアルデヒド(20~30%)

ラクトン類: フロクマリン類

【主な作用】

消化促進、食欲増進、駆風、体内循環促進、鎮痛、鎮痙攣、抗炎症、精神安定、精神高揚、催淫

クミン精油の効能

身体への作用

胃腸の不調に働きかけます。消化促進を助けます。体内の毒素の排出に働きかけます。

皮膚への作用

皮膚にあまり使用されません。光毒性があるため注意が必要です。

精神への作用

精神疲労の回復や、無気力感の払拭に働きかけます。

おすすめブレンド

ハーブ系の精油との相性がいいです。

クミンの主な使い方

ボディトリートメント(局所)に適しています。香水に利用されています。

まとめ

クミンはカレー使用されているスパイスで、日本人には馴染みの香りになります。クミンは香りが強いため使用量に注意しましょう。

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