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サイプレス

サイプレスは、公園などにも広く植えられている、先の尖った狭円錐形をした常緑樹で、高さは25~45mほどにもなります。
「天高く昇る聖木」として、寺院や墓地に植えられています。
また、画家のセザンヌやゴッホの絵画にも登場しています。和名では「イトスギ」と呼ばれています。
ジュニパーベリーやヒノキと共通する成分が含まれています。腐敗しにくいため、建築材としても使用されています。

基本情報

  • 学名・・・Cupressus sempervirens
  • 科名・・・ヒノキ科
  • 主な産地・・・フランス、スペイン、モロッコ
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・葉付き小枝(果実と枝葉)
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中は控えましょう。婦人科疾患の方は使用を避けましょう。刺激が強いため、敏感肌の方は濃度に注意してください。
  • 香りの分類・・・樹木系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・4
  • 五行・・・金、水
  • 支配星・・・土星、冥王星
  • 星座・・・山羊座、さそり座
  • チャクラ・・・第1チャクラ(ベース)、第5チャクラ(スロート)、第7チャクラ(クラウン)

サイプレス精油の主な成分と作用

【主な成分】主成分はモノテルペン炭化水素類です。

モノテルペン炭化水素類: αーピネン(45~70%)、δ‐3‐カレン(15~30%)、サビネン、テルピノレン、β-ピネン、β-ミルセン、リモネン

セスキテルペン炭化水素類: α-セドレン

セスキテルペンアルコール類: セドロール

ジテルペンアルコール類: マノオール

エステル類: 酢酸テルピニル

精油成分の情報はこちら【精油の化学】

【主な作用】

うっ滞除去、鎮痙、鎮咳、神経強壮、自律神経調整、エストロゲン様、抗菌、抗ウイルス、収れん、通経、発汗調整、催淫、精神安定、精神強化

サイプレス精油の効能

身体への作用

体液を調整するため、むくみに良いとされています。また、更年期障害に働きかけます。静脈瘤にも役立つとされています。

皮膚への作用

ローションを作り、スプレーすることで、多量の発汗を抑えることに役立ちます。

精神への作用

イライラの緩和に役立ちます。集中を高めます。

おすすめブレンド

樹木系やハーブ系の精油、柑橘系の精油との相性がいいです。

サイプレスの主な使い方

芳香浴や吸入、ボディトリートメントに適しています。頭皮ケアにも適しています。

サイプレス精油 おすすめの使い方のレシピはこちら

まとめ

ジュニパーと成分構成が似ています。香りはサイプレスの方が苦みが少なく、甘さがあり、女性よりになります。好みに合わせて使用しましょう。

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