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イヌラ
別名で「イニュラ」と呼ばれています。開花時期は7~8月頃で、夏に黄色い花を咲かせます。
基本情報
- 学名・・・Inula graveolens
- 科名・・・キク科
- 主な産地・・・フランス、イタリア
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・花と茎葉
- 注意事項・・・キク科アレルギーの方は使用を避けてください。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・不明
イヌラ精油の主な成分と作用
【主な成分】酢酸ボルニルの含有量が高くなっています。
エステル類: 酢酸ボルニル(45~60%)
モノテルペンアルコール類: ボルネオール(10~30%)
モノテルペン炭化水素類: カンフェン(3~10%)、β-ピネン
セスキテルペン炭化水素類: β-カリオフィレン
セスキテルペンアルコール類: α-カジノール・β-カジノール
オキサイド類(酸化物類): カリオフィレンエポキシド
【主な作用】
抗カタル、鎮咳、鎮痙攣、心臓強壮、胆汁排出促進、胆汁分泌促進、抗ウイルス、抗菌、抗真菌、精神安定
イヌラ精油の効能
身体への作用
呼吸器系の疾患に働きかけます。不整脈など心臓の機能に作用します。
皮膚への作用
皮膚への使用はあまりみられません。
精神への作用
不安の緩和に働きかけ、心を落ち着かせる作用があります。
おすすめブレンド
ハーブ系の精油との相性がいいです。
イヌラの主な使い方
芳香浴、吸入、ボディトリートメントに適しています。
まとめ
イヌラの香りは、フローラル調よりも、樟脳臭が強い精油となります。高価格な精油です。使用時はパッチテストをすると安心です。