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ライム精油の特徴

果実はレモンと似ていますが、レモンと比べて丸いかたちで色は緑色です。完熟したライムは黄色をしています。ライムは完熟すると酸味が抜けるため、完熟前の緑色で収穫します。

基本情報

  • 学名・・・Citrus aurantifolia
  • 科名・・・ミカン科
  • 主な産地・・・ブラジル、メキシコ
  • 抽出方法・・・圧搾法、水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・果皮
  • 注意事項・・・圧搾法で抽出された精油は、光毒性があるため、肌に塗布後は5~6時間は直射日光に当たらないようにしてください。皮膚刺激があるため、使用量に注意しましょう。
  • 香りの分類・・・柑橘系
  • 香りのノート・・・トップノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・3

ライム精油の主な成分と作用

【主な成分】

モノテルペン炭化水素類: d-リモネン(40~65%)、γ-テルピネン(10~20%)、β-ピネン(微量~15%)、テルピノレン、p-サイメン、α-テルピネン、β-ミルセン

モノテルペンアルコール類: α-テルピネオール

テルペン系アルデヒド類: ネラール、ゲラニアール

ラクトン類: フロクマリン類

【主な作用】

強壮、消化促進、うっ滞除去、免疫刺激、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、精神高揚

ライム精油の効能

身体への作用

消化の促進や、胃腸の不調に働きかけます。風邪や気管支炎にも作用します。むくみにも良いとされています。

皮膚への作用

くすみに働きかけます。フェイシャルにも使用はできますが、光毒性があるため、日中の使用は避け、使用量に注意してください。

精神への作用

不安感やストレスの緩和に働きかけます。うつ状態から活力を向上させるのに役立ちます。

おすすめブレンド

ハーブ系や柑橘系の精油との相性がいいです。

ライムの主な使い方

芳香浴、ボディトリートメントに適しています。香水にも利用されています。

まとめ

圧搾法で抽出されたライムの精油は、光毒性があります。使用時は注意事項を守りましょう。ただし、水蒸気蒸留法で抽出されたライムの精油は、光毒性がないため日中でも使用できます。香りが、圧搾法よりもまろやかな香りになります。
一般的に、アロマショップの店頭に並んでいるものは、圧搾法で抽出されたライムの精油が多いので、購入時は確認してください。お好みに合わせて選びましょう。

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