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スパイクナード
様々な別名があり「ナード」「ナルデ」「カンショウコウ(甘松香)」などと呼ばれいます。標高3000~5000mのヒマラヤ山脈に生息しています。草丈1m程になる高山植物です。
基本情報
- 学名・・・Nardostachys jatamansi
- 科名・・・オミナエシ科
- 主な産地・・・ネパール、チベット、インド
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・根
- 注意事項・・・使用方法を守れば禁忌はありません。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ベースノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・1
スパイクナード精油の主な成分と作用
【主な成分】
セスキテルペン炭化水素類: カラレン(3~15%)、・セイケレン(2~15%)、α-パチュレン(微量~15%)、β-グルジュネン、3,7-グアイアジエン、β-パチュレン、β-セリネン
ケトン類: バレラノン(微量~10%)
モノテルペン炭化水素類: α-ピネン
セスキテルペンアルコール類: スピロジャタモール
【主な作用】
強壮、静脈強壮、抗炎症、抗真菌、抗てんかん、鎮静、精神安定、精神高揚
スパイクナード精油の効能
身体への作用
神経性からくる、胃腸の不調に働きかけます。むくみや冷えにも作用します。
皮膚への作用
皮膚への使用はあまりされません。
精神への作用
不安や緊張の緩和に働きかけます。気持ちを落ち着かせる作用があります。
おすすめブレンド
ハーブ系、スパイス系、樹木系の精油との相性がいいです。
スパイクナードの主な使い方
芳香浴、吸入、ボディトリートメントに適しています。
まとめ
スパイクナードは、バレリアンの近縁種です。バレリアンと同じく鎮静作用にすぐれています。香りは好みが分かれるところです。香りが強い精油のため、少量を使用するようにしましょう。