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フェンネル

フェンネルは、草丈1~2mほどになるセリ科の多年草です。小さな黄色い花を咲かせます。和名では「ウイキョウ」と呼ばれています。

基本情報

  • 学名・・・Foeniculum vulgare
  • 科名・・・セリ科
  • 主な産地・・・フランス、ハンガリー、エジプト、コルシカ島
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・全草と種子
  • 注意事項・・・ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しないでください。妊娠中、授乳中、乳幼児、高齢者、てんかん患者には使用しないでください。長期間での使用や、多量の使用は避けてください。
  • 香りの分類・・・ハーブ系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・不明

フェンネル精油の主な成分と作用

【主な成分】trans-アネトールが主成分です。

フェノールメチルエーテル類: trans-アネトール(70~85%)、チャビコールメチルエーテル

モノテルペン炭化水素類: α-ピネン(微量~10%)、リモネン(微量~10%)、α-フェランドレン

ケトン類: フェンコン

【主な作用】

鎮痙攣、消化促進、健胃、食欲増進、駆風、強壮、抗炎症、殺菌、エストロゲン様、通経、精神安定、精神強化、精神高揚、催淫

フェンネル精油の効能

身体への作用

消化の促進を助けます。体内の毒素を排出させる働きをするため、むくみに良いとされています。月経不順や月経前症候群(PMS)、更年期障害にも役立つとされています。

皮膚への作用

シミ、シワ、たるみに働きかけます。ニキビケアに役立ちます。

精神への作用

緊張感やストレスを緩和させます。活力を高めます。

おすすめブレンド

ハーブ系や樹木系、柑橘系の精油との相性がいいです。

フェンネルの主な使い方

芳香浴やボディトリートメントに適しています。

まとめ

フェンネルは女性ホルモンに似た作用がある、trans-アネトールが主成分となります。ケトン類も含まれているため注意事項が多い精油となります。婦人科系や消化器系に使用されることが多い精油です。上手く利用したい精油ですね。
またハーブティーとしてもよく飲まれています。心配な方はハーブティーとしても利用もいいですね。

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