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キャリアオイルとは
精油を希釈するための植物油のことをいいます。精油は、原液のままでは刺激が強いため、希釈して使用します。キャリアオイルは、アロマトリートメントを行う際のトリートメントオイルや、美容液、香水をつくるときなどに、精油を希釈するのに使用されます。ベースオイル、植物油とも呼ばれています。
ホホバオイル
基本情報
- 学名・・・Simmondsia chinensis
- 科名・・・ツゲ科
- 主な産地・・・アメリカ南西部、メキシコ
- 抽出方法・・・低温圧搾
- 抽出部位・・・種子
- 主な成分・・・ワックスエステル
ホホバオイルの特徴
ホホバオイルと呼ばれていますが、液体成分に分類されています。未精製の液体は黄色であり、精製された液体は透明色です。他のキャリアオイルと比べると、熱に強く酸化しにくいという特徴があります。
また、アレルギーの報告が少なく、様々な肌タイプに使用できます。肌に浸透しやすく、保湿力が高いことも特徴です。5度前後で凝固するため、冬場は常温でも固まることがありますが、部屋の温度が上がれば元に戻ります。品質には問題ありません。
スイートアーモンドオイル
基本情報
- 学名・・・Prunus amygdalus
- 科名・・・バラ科
- 主な産地・・・アメリカ、地中海沿岸
- 抽出方法・・・低温圧搾
- 抽出部位・・・仁
- 主な成分・・・オレイン酸、リノール酸
スイートアーモンドオイルの特徴
ビタミンEが豊富に含まれています。肌のかゆみや、軽い炎症に作用します。アーモンド種には、ビターとスイートがあります。ビターは毒性があるため、食用や化粧用として使用されるのは、スイートのみとなります。香りはありますが、精油の香りを消さないため、トリートメントオイルとしてよく利用されているオイルになります。
マカデミアナッツオイル
基本情報
- 学名・・・Macadamia integrifolia
- 科名・・・ヤマモガシ科
- 主な産地・・・ハワイ、オーストラリア
- 抽出方法・・・低温圧搾
- 抽出部位・・・種子
- 主な成分・・・オレイン酸、パルミトレイン酸
マカデミアナッツオイルの特徴
パルミトレイン酸が多く含まれているため、肌を柔軟にしたり、保湿の作用が高いオイルとなります。肌への浸透率もよく、さらりとしていて滑りもよいです。また酸化しにくいため、長持ちするオイルとなります。
まとめ
アロマトリートメントで、よく使用されているキャリアオイルを紹介しました。
スイートアーモンドオイルはお求めやすい価格であるため、初心者でも使用しやすいオイルとなります。
ホホバオイルは、敏感肌の方でも使用しやすいオイルなりますが、他の2つのオイルに比べて価格が高価になります。無臭で、安定性もあるため、アロマトリートメントに適してします。
マカデミアナッツオイルは、皮膚の柔軟性や血管の柔軟性を保つため、アロマトリートメントだけではなく食用として摂取するのもおすすめです。