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ヒノキ(檜)
ヒノキは、日本と台湾に分布する樹高30mを超える針葉樹です。ヒノキは古くから建材して用いられてきました。湿気にも強く、神社や寺院の建材として重宝されてきました。
基本情報
- 学名・・・ Chamaecyparis obtusa
- 科名・・・ヒノキ科
- 主な産地・・・日本(飛騨高山)
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・木部/枝部/葉部
- 注意事項・・・妊娠中は避けてください。
- 香りの分類・・・樹木系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・3
ヒノキの主な成分と作用
【主な作用】
<木部>
モノテルペン炭化水素類: α-ピネン(22%)
セスキテルペン炭化水素類: δ-カジネン(20%)、γ-カジネン(17%)
セスキテルペンアルコール類: カジン-4-エン-10オール(6%)、γ-ムロロール(6%)
<枝葉部>
エステル類: 酢酸テルピニル(20%)、酢酸ボルニル(12%)
モノテルペン炭化水素類: サビネン(18%)、リモネン(15%)、ミルセン(8%)、γ-テルピネン(8%)、α-ピネン(3%)、α-テルピネン(3%)、テルビノレン(2%)、p-シメン(1%)、α-ツジョン(1%)
<葉部>
モノテルペン炭化水素類: サビネン(32%)、リモネン(12%)、ミルセン(7%)、γ-テルピネン(5%)、α-ピネン(3%)
エスエル類: 酢酸テルピニル(21%)、酢酸ボルニル(13%)
スキテルぺン炭化水素類: ツヨプセン(2%)
モノテルペンアルコール類: テルピネン4オール(2%)
【主な作用】
鎮痛、うっ滞除去、抗炎症、消化促進、免疫、体液循環促進、抗菌、抗真菌、精神強壮、鎮静、収れん、防虫
ヒノキ精油の効能
身体への作用
むくみや筋肉痛、関節痛の緩和に働きかけます。
皮膚への作用
収れん作用があるため、脂性肌に適してします。頭皮ケアにも利用されます。
精神への作用
リフレッシュ作用やリラックス作用があります。
おすすめブレンド
ハーブ系や柑橘系の精油との相性がいいです。
ヒノキの主な使い方
芳香浴やアロマバス、手浴や足浴にも適しています。
まとめ
ヒノキは日本人には、なじみのある香りになります。特に高齢者のケアには適していて、足浴や手浴を行うと喜ばれます。芳香浴として、デュフューザーで香りを拡散しても喜ばれます。
高齢者のケアには、使用量に注意しましょう。