Contents

マジョラム(マージョラム)

柔らかい葉と、白っぽい小さな花をたくさんつける高さ20~50cmほどの多年草です。ワイルドマジョラムと呼ばれているオレガノと区別するために、スイートマジョラムと呼ばれるときもあります。
ヨーロッパでは長生きのハーブとされ、昔から定番のハーブとされてきました。日本には明治初めに渡来したといわれています。
マジョラムの由来は、ラテン語の「Major(より大きい・重要な)」からきています。
書籍によっては「マージョラム」と呼ばれています。

基本情報

  • 学名・・・Origanum majorana
  • 科名・・・シソ科
  • 主な産地・・・エジプト、ザンビア、マダガスカル
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・花と茎葉
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中は控えましょう。血圧降下作用があるため、低血圧の方は倦怠感を感じることがありますので注意してください。
  • 香りの分類・・・ハーブ系
  • 香りのノート・・・トップ~ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・3

マジョラム精油の主な成分と作用

【主な成分】

モノテルペンアルコール類: テルピネン‐4‐オール(20~35%)、cis-ツヤノール(4~20%)、trans-ツヤノール、α-テルピネオール、リナロール

モノテルペン炭化水素類: γーテルピネン(10~20%)、αーテルピネン(5~10%)、サビネン(4~10%)、テルピノレン、p-サイメン、β-フェランドレン、β-ミルセン、リモネン

セスキテルペン炭化水素類: β-カリオフィレン

エステル類: 酢酸リナリル

【主な作用】

健胃、鎮痛、鎮痙攣、自律神経調整、血圧降下、血管拡張、神経バランス回復、神経強壮、抗菌、抗ウイルス、鎮静、誘眠、性欲減退、精神安定、精神強化

マジョラム精油の効能

身体への作用

筋肉痛やリウマチ、頭痛に働きかけます。血管を広げ、身体を温めます。

皮膚への作用

内出血や打撲に良いとされています。皮膚への刺激が強いため、顔への使用には適していません。

精神への作用

副交感神経を優位にして、自律神経のバランスを調整します。リラックスに導きます。

おすすめブレンド

ハーブ系や柑橘系、樹木系の精油との相性がいいです。

マジョラムの主な使い方

芳香浴や湿布、ボディトリートメントに適しています。

【マジョラム精油 おすすめの使い方のレシピ】はこちらから
 https://aroma-mary.com/seiyu-marjoram-recipe

まとめ

今回はスイートマジョラムの紹介になります。マジョラムの中には、刺激が強いワイルドマジョラム(オレガノ)もあります。精油を選ぶときには、学名を確認するなどして注意しましょう。

マジョラム精油はこちらから

おすすめの記事