Contents

ナツメグ

ナツメグは世界4大スパイスのひとつです。漢方では「ニクズク」と呼ばれ、芳香健胃薬として用いられています。
ナツメグに含まれるミリスチシンは、大量摂取すると悪心などを引き起す場合があるため注意が必要です。
ナツメグは樹高20m程にもなる、ニクズク科の非耐寒性常緑高木です。ひとつの実から「メース」と「ナツメグ」の2種類のスパイスがとれます。

基本情報

  • 学名・・・Myristica fragrans
  • 科名・・・フトモモ科
  • 主な産地・・・マダガスカル、インドネシア、スリランカ
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・種子(実)
  • 注意事項・・・妊娠中は使用しないでください。低濃度で使用してください。長期間での使用や継続的、広範囲での使用は避けてください。多量に使用しないでください。
  • 香りの分類・・・スパイス系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・2

ナツメグ精油の主な成分と作用

【主な成分】

モノテルペン炭化水素類: α-ピネン(20~30%)、サビネン(15~25%)、β-ピネン(10~20%)、δ-3-カレン、α-ツジョン、α-テルピネン、γ-テルピネン・リモネン

フェノールメチルエーテル類: ミリスチシン(5~15%)、サフロール

モノテルペンアルコール類: テルピネン-4-オール(3~10%)

【主な作用】

鎮痛、鎮痙攣、駆風、健胃、神経強壮、子宮収縮、通経、催淫、精神安定、精神強化、精神高揚

ナツメグ精油の効能

身体への作用

消化器系に働きかけます。筋肉痛や関節痛の緩和に役立ちます。

皮膚への作用

皮膚への使用はあまり見られません。

精神への作用

リラックスや精神を高揚させる働きがあります。

おすすめブレンド

ハーブ系やスパイス系の精油との相性がいいです。

ナツメグの主な使い方

芳香浴や湿布、ボディトリートメントに適しています。

まとめ

ナツメグは、料理のスパイスとして利用されています。大量摂取には注意が必要ですが、通常の料理や、アロマトリートメントメントで通常使用される量では問題ありません。

ナツメグ精油はこちらから

おすすめの記事