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セージ

草丈60~80cm程になる常緑の多年草です。ヨーロッパではセージは、古くから薬用や香味づけのハーブとして用いられてきました。
セージの学名の「Salvia」はラテン語で「健康・無事」、「officinalis」は「薬用の」を意味しています。
学名から、薬用植物として貴重な存在として考えられていたことが分かります。

基本情報

  • 学名・・・Salvia officinalis
  • 科名・・・シソ科
  • 主な産地・・・フランス、スロベニア、スペイン
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・花と茎葉
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児、高齢者、てんかん患者には使用しないでください。エストロゲン様作用があるため、ホルモン依存型癌疾患、乳腺炎などには、使用時間、使用範囲、使用量に注意してください。健康な場合でも、長時間にわたり継続的に広範囲に使用しないでください。また使用量に注意してください。
  • 香りの分類・・・ハーブ系
  • 香りのノート・・・トップノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・2
  • 支配星・・・木星

セージ精油の主な成分と作用

【主な成分】

ケトン類: α-ツジョン(25~45%)、カンファー(5~25%)、β-ツジョン(3~15%)

モノテルペン炭化水素類: カンフェン、α-ピネン、β-ピネン、リモネン

オキサイド類(酸化物類):1.8シネオール(5~15%)

セスキテルペン炭化水素類: β-カリオフィレン、α-フムレン

モノテルペンアルコール類: ボルネオール

セスキテルペンアルコール類: ビリジフロロール

【主な作用】

去痰、抗カタル、抗感染、抗菌、抗真菌、抗ウイルス、瘢痕形成、エストロゲン様、通経、精神強化、精神高揚、催淫

セージ精油の効能

身体への作用

気管支炎など呼吸器系に働きかけます。消化の促進を助けます。生理不順、更年期障害に働きかけます。

皮膚への作用

瘢痕形成作用があるため、傷の治癒を助けたり、皮膚炎などに良いとされています。

精神への作用

落ち込んだ気分を浄化させる働きをします。頭をスッキリさせ、集中力や記憶力を高める働きをします。

おすすめブレンド

ハーブ系や柑橘系、スパイス系の精油との相性がいいです。

セージの主な使い方

芳香浴、吸入、ボディトリートメント(局所に使用)に適しています。香水にも使用されています。

まとめ

セージは使用上の注意が多いため、使用方法を守り利用してください。セージは臭み消しなど料理にも利用されています。
また、ハーブティーとしても飲まれています。ハーブティーとして飲む場合も、セージの精油と同じ注意事項を守りましょう。

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