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タナセタム
別名で「ブルータンジー」と呼ばれています。タナセタムは香りの強い、草丈80cm程になるキク科の多年草です。カマズレンを含むため、精油の色は濃いブルーです。
基本情報
- 学名・・・Tanacetum annuum
- 科名・・・キク科
- 主な産地・・・モロッコ
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉と花房
- 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児、高齢者、てんかん患者には、長期間、継続的、広範囲、多量での使用は避けてください。キク科アレルギーの方は控えましょう。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・2
タナセタム精油の主な成分と作用
【主な成分】
モノテルペン炭化水素類: サビネン(10~25%)、β-ミルセン(4~15%)、β-ピネン(5~10%)、p-サイメン(4~10%)、α-フェランドレン(4~10%)、カンフェン、α-テルピネン、γ-テルピネン、α-ピネン、リモネン
セスキテルペン炭化水素類: カマズレン(微量~10%)、ジヒドロカマズレン(微量~10%)
ケトン類: カンファー(5~20%)
モノテルペンアルコール類: テルピネン-4-オール、ボルネオール
【主な作用】
抗炎症、抗ヒスタミン、鎮痛、鎮掻痒(かゆみ)、血圧降下、静脈強壮、精神安定、精神高揚
タナセタム精油の効能
身体への作用
花粉症などアレルギーに働きかけます。呼吸器系にも作用します。血圧を下げる働きをします。
皮膚への作用
皮膚のアレルギーや、かゆみなど皮膚疾患に働きかけます。
精神への作用
不安や緊張感の緩和に働きかけます。集中力が高まります。リフレッシュ効果も期待できます。
おすすめブレンド
ハーブ系や樹木系の精油との相性がいいです。
タナセタムの主な使い方
芳香浴、吸入、湿布、ボディトリートメント、フェイスケアに適しています。
まとめ
タナセタムは、ジャーマンカモミールと同じカマズレンが含まれていて、アレルギーに作用する精油といわれています。ジャーマンカモミールと同様に、高価な精油となりますが、持っていたい精油のひとつですね。
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