ゼラニウムは、高さ1mほどの非耐寒性低木で、よく枝分かれします。
ゼラニウムはたくさんの種類があります。成分は産地や学名によって、多少の違いはありますが、使用方法はほどんと同じです。
別名で「ローズゼラニウム」と呼ばれることもあります。ローズゼラニウムは、ローズと共通する成分を含むため、ローズ精油の代わりとして使用されることもあります。
「ゼラニウム」と呼ばれている品種は「Pelargonium(テンジクアオイ属)」から採油されます。学名がGeranium(フウロソウ属)の植物は、ゼラニウムと同じ「フウロソウ科」であり間違いやすいため、必ず学名を確認しましょう。
ゼラニウムは、ゼラニウムエジプト、ゼラニウムチャイナ、ゼラニウムコルシカ、ゼラニウムブルボンなど、産地名で呼ばれるときもあります。
Contents
ゼラニウム・ブルボン
ゼラニウムブルボンは、他のゼラニウムより香りが濃厚なため、ローズの代用として利用されることもあります。
基本情報
- 学名・・・ Pelargonium asperum
- 科名・・・フウロソウ科
- 主な産地・・・エジプト
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉
- 注意事項・・・妊娠中や授乳中は使用を避けましょう。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・3
- 五行・・・水、土
- 支配星・・・金星
- 星座・・・牡牛座、天秤座
- チャクラ・・・第2チャクラ(セイクラル)、第4チャクラ(ハート)
ゼラニウム・ブルボン精油の主な成分
モノテルペンアルコール類: シトロネロール(15~30%)、ゲラニオール(10~20%)、リナロール(3~10%)
エステル類: 蟻酸シトロネリル(5~15%)、蟻酸ゲラニル(3~10%)
セスキテルペン炭化水素類: 6,9-グアイアジエン(5~10%)、β-カリオフィレン
ケトン類: イソメントン(5~10%)
ゼラニウム・ブルボン精油はこちらから
ゼラニウム・エジプト
産地がエジプトのゼラニウムです。
基本情報
- 学名・・・ Pelargonium asperum
- 科名・・・フウロソウ科
- 主な産地・・・エジプト
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉
- 注意事項・・・妊娠中や授乳中は使用を避けましょう。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・3
- 五行・・・水、土
- 支配星・・・金星
- 星座・・・牡牛座、天秤座
- チャクラ・・・第2チャクラ(セイクラル)、第4チャクラ(ハート)
ゼラニウム・エジプト精油の主な成分
モノテルペンアルコール類: シトロネロール(25~40%)、ゲラニオール(10~25%)、リナロール(3~10%)
エステル類: 蟻酸シトロネリル(5~10%)、蟻酸ゲラニル、酪酸シトロネリル
ケトン類: イソメントン(3~10%)
セスキテルペン炭化水素類: β-カリオフィレン、ゲルマクレンD、β-ブルボン
オキサイド類(ローズオキサイド)
ゼラニウム・エジプト精油はこちらから
ゼラニウム・コルシカ
産地がコルシカ島のゼラニウムです。
基本情報
- 学名・・・ Pelargonium asperum
- 科名・・・フウロソウ科
- 主な産地・・・エジプト
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉
- 注意事項・・・妊娠中や授乳中は使用を避けましょう。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・3
- 五行・・・水、土
- 支配星・・・金星
- 星座・・・牡牛座、天秤座
- チャクラ・・・第2チャクラ(セイクラル)、第4チャクラ(ハート)
ゼラニウム・コルシカ精油の主な成分
モノテルペンアルコール類: シトロネロール(20~30%)、ゲラニオール(10~20%)
エステル類: 蟻酸シトロネリル(5~10%)
オキサイド類(酸化物類): cis-ローズオキシド
ケトン類: イソメントン
ゼラニウム・チャイナ
産地が中国のゼラニウムです。
基本情報
- 学名・・・ Pelargonium asperum
- 科名・・・フウロソウ科
- 主な産地・・・エジプト
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉
- 注意事項・・・妊娠中や授乳中は使用を避けましょう。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・3
- 五行・・・水、土
- 支配星・・・金星
- 星座・・・牡牛座、天秤座
- チャクラ・・・第2チャクラ(セイクラル)、第4チャクラ(ハート)
ゼラニウム・チャイナ精油の主な成分
モノテルペンアルコール類: シトロネロール(35~45%)、ゲラニオール(5~10%)、リナロール
エステル類: 蟻酸シトロネリル(5~15%)、蟻酸ゲラニル
ケトン類: イソメントン(3~10%)、ℓ-メントン
セスキテルペン炭化水素類: β-カリオフィレン、6,9-グアイアジエン
オキサイド類(酸化物類): cis-ローズオキシド
ゼラニウム精油の主な作用(共通)
強壮、鎮痛、鎮痙攣、止血、抗炎症、抗感染、抗菌、抗真菌、ホルモンバランス調整、皮脂分泌調整、収れん、鎮静、昆虫忌避
ゼラニウム精油の効能(共通)
身体への作用
女性ホルモンを調整する作用があるため、PMS(月経前症候群)や生理不順に働きかけます。むくみにも良いとされています。
皮膚への作用
乾燥肌や、しみ、しわ、脂性肌やニキビなど幅広く役立ちます。
精神への作用
精神疲労や情緒の不安に働きかけます。自律神経の調整にも良いといわれています。
おすすめブレンド
樹木系の精油や花の精油との相性がいいです。
ゼラニウムの主な使い方
芳香浴や、アロマバス、ボディトリートメントや、フェイシャルトリートメントに適しています。香水にも使用されています。
まとめ
ゼラニウムは、ローズと共通する成分を含みますが、ローズと比べて安価なため、普段使いしやすい精油です。ぜひ常備しておきましょう♪