管理人が読んでおすすめの本を紹介しています。
『アロマ調香デザインの教科書 個人サロンから大ホールまで、人を動かす香りの空間演出』
(著:齋藤智子 <一般社団法人プラスアロマ協会代表理事> / BABジャパン)
アロマテラピーを学んでいると、アロマ空間デザインなどの言葉が耳に入ってきます。
精油をブレンドして、香りで空間を演出するということなのでは・・・と、なんとなく想像はできますが・・・。
実際はどのようなものなのか関心があり、本書を手に取りました。
著者である 齋藤智子さんは、 一般社団法人プラスアロマ協会の代表理事です。
プラスアロマ協会では、アロマ調香の体験や、アロマ調香の方法を学べる講座が開催されています。
Contents
アロマ調香デザインとは
本書には・・・
アロマ調香デザインとは、「天然植物から抽出した精油を、目的やニーズに合わせて選定し、デザイン性と機能性をかけ合わせた、調和のとれた香りをつくること」です。
『アロマ調香デザインの教科書 個人サロンから大ホールまで、人を動かす香りの空間演出』 本文より引用
と、書かれています。
香りのデザイン性とは?
風景などを見て、どんな香りのイメージなのか言葉で表現することを言うそうです。
また精油の香りを言葉で表現することをいいます。
精油の香りの表現とは、例えば、柑橘系の精油では、「フレッシュな」とか「さわやかな」とか使われていますよね~。
香りの機能性とは?
精油の化学(精油の成分)もアロマ調香では大切であると述べられています。
本書は、アロマ調香や香りのデザイン、アロマ空間演出や、その現場など、5編にわたり紹介されています。
本書には・・・
感覚的・精神的に作用するのか、薬理的に作用するものなのかということを含め、精油の芳香成分は、医薬品のようなわかりやすい効果効能をはっきりと伝えられるものではありません。それでも私は、アロマの精油を活用することで、私たちの心身に働きかけ、心地よさを提供できると考えています。
『アロマ調香デザインの教科書 個人サロンから大ホールまで、人を動かす香りの空間演出』 本文より引用
と、書かれています。
日本では精油は医薬品ではなく、「雑貨」での取り扱いになります。
確かに、精油の効果をはっきりと謳うことはできませんが・・・。
管理人自身は、精油の香りでリラックスできたり、心地よくなる体験は数えきれないほどしています。
アロマ空間デザインとは
本書には・・・
私の考えるアロマ空間デザインは、「天然の植物から抽出した精油(素材)と確かな技術力と経験値(技)、そして精油の持つデザイン性と機能性をかけ合わせて、クライアントの目的やイメージに合わせて洗練された心地よい空間をデザインすること」としています。
『アロマ調香デザインの教科書 個人サロンから大ホールまで、人を動かす香りの空間演出』 本文より引用
と、書かれています。
香りは、人間の本能を司る大脳辺縁系に直接働きかけます。
ある香りを嗅ぐと、当時の場面を思い出すなど、記憶とも結びついています。
最近は、企業や病院、ホテル、イベントなどで、空間を香りで演出する場面が増えてきているそうです。これを香りのマーケティングと呼ぶそうです。
本書では、企業などの実名を挙げて、著者が行った仕事の事例について書かれています。
とても興味深いですね~。
個人的に、美術館の展覧会のミュージアムショップで、ある絵画をイメージしたアロマオイルやアロマミストを販売した話にとても興味を持ちました。
絵画をイメージして、アロマを調香する・・・。憧れますね~。
まとめ
本書を読むと、アロマ空間デザインの仕事について、イメージが湧いてきます。
仕事にしないまでも、精油のブレンドに興味がある方は、読んでみてください。
とても役立ちます!
巻末の付録に、「精油のプロフィール」がついています。
左側には、精油の基本情報が記載されていて、右側には、精油のイメージや香りの印象などが書き込めるようになっています。
なんと42種類の精油のプロフィールが載っています。
これはお得ですね~。精油を学ぶのに、とても役立つこと請け合いです!
管理人は、「精油のプロフィール」を使用して、精油の学びを深めていこうと思います。
それでは、アロマ生活を楽しみましょう♪