Contents

ブラックペッパー

つる性の常緑・多年生の木です。緑のコショウの実を発酵させたものを、天日干しして乾燥させたものが、ブラックペッパーといいます。
精油は乾燥させた種子より、水蒸気蒸留法で抽出されます。
中世ヨーロッパでは、金に匹敵するほど、とても価値のあるものだったとされています。

基本情報

  • 学名・・・Piper nigrum
  • 科名・・・コショウ科
  • 主な産地・・・インド、スリランカ、マダガスカル
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・種子
  • 注意事項・・・妊娠中は避けましょう。皮膚刺激が強いため濃度に注意しましょう。
  • 香りの分類・・・スパイス系
  • 香りのノート・・・ミドルノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・1

ブラックペッパー精油の主な成分と作用

【主な成分】

セスキテルペン炭化水素類: βーカリオフィレン(40~55%)、αーフムレン(5~10%)、β-ピサボレン(5~10%)、α-ガイエン(2~10%)

モノテルペン炭化水素類: リモネン(10~20%)、β-ピネン(10~15%)、
α-ピネン

モノテルペンアルコール類: α-テルピネオール、テルピネン-4-オール、
リナロール

【主な作用】

鎮痛、鎮痙、健胃、消化促進、体液循環促進、利尿、解毒、免疫強壮、殺菌、抗ウイルス、鎮静

精油成分の特徴については【精油の化学】まで

ブラックペッパー精油の効能

身体への作用

体液循環を促進するため、身体を温めます。消化不良に働きかけます。

皮膚への作用

手荒れや、しもやけに働きかけます。顔への使用は、刺激が強いため不向きです。

精神への作用

精神的疲労や、緊張感の緩和に働きかけます。
エネルギーを与えてくれます。

おすすめブレンド

樹木系の精油や、樹脂系の精油との相性がいいです。また花の精油とも合います。

ブラックペッパーの主な使い方

芳香浴や、ボディトリートメントに適しています。また、ハンドクリームとしても適しています。

まとめ

コショウとして広く知られ、スパイスとして料理に使用されています。身体を温めたり、活力を高めてくれます。精油でも、その作用は引き継がれています。
冷え症の改善や、元気になりたい方は、積極的に使用してみましょう。

ブラックペッパー精油はこちらから

おすすめの記事