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ハッカ(和薄荷)
ハッカ精油は、ペパーミントやスペアミントとは異なり、日本のミントから抽出されます。
基本情報
- 学名・・・Mentha canadensis var. piperascens
Mentha arvensis var. piperascens - 科名・・・シソ科
- 主な産地・・・日本
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・葉
- 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。高血圧や、てんかんの方も使用を避けてください。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・トップノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・1
ハッカ精油の主な成分と作用
【主な成分】ℓ-メントールが主成分です。
モノテルペンアルコール類: ℓ-メントール(65~85%)
ケトン類: メントン(15~30%)、プレゴン(1~10%)
モノテルペン炭化水素類: リモネン(微量~5%)
【主な作用】
鎮痛、去痰、抗カタル、血圧上昇、消化促進、抗菌、抗真菌、抗炎症、頭脳明晰化、精神高揚
ハッカ精油の効能
身体への作用
消化の促進など、消化器系に働きかけます。呼吸器系にも良いとされています。
皮膚への作用
脂性肌やニキビケア、ヘアケアに適しています。
精神への作用
気持ちをスッキリさせ、不安感の緩和に働きかけます。頭をクリアにします。
おすすめブレンド
ハーブ系や樹木系、柑橘系の精油との相性がいいです。
ハッカの主な使い方
芳香浴やヘアケアに適しています。掃除用のスプレーや、消臭スプレーにも利用されています。
ハッカ精油(和薄荷)はこちらから
ハッカ油とハッカ精油との違い
日本では、薬局などでハッカ油が販売されています。ハッカ精油やペパーミント精油など、精油との違いはどこにあるのでしょうか。
ハッカ油は、多くはハッカ精油(日本のミント)から、水蒸気蒸留法で抽出されます。抽出された精油を冷却すると、結晶が出ます。その結晶を取り除いたものが、ハッカ油になります。
ハッカ油のℓ-メントールの含有量は、3割前後になります。また、ハッカ精油が原料とは限らず、合成や、近縁種の可能性もあります。
ハッカ油は精油と比較して、お求めやすい価格です。特に、掃除用のスプレーとして適しています。
一方、ハッカ精油は、ℓ-メントールの含有量が6~8割含まれています。
また、ペパーミント精油は3~5割のため、他のミントと比較すると、ハッカ精油はℓ-メントールの含有量が高くなっています。
ハッカ油はこちらから
まとめ
ハッカ精油は、日本の精油(和精油)となります。ペパーミントと比較すると、メントールの含有量が高く、より清涼感があります。和精油の取り扱いがあるアロマショップの店頭で、香りを試してみましょう。