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オポポナックス
オポポナックスは、様々な植物から採取されています。カンラン科のオポポナックスは、ミルラの近縁種の樹木から樹脂を採取して得られる精油です。ミルラと同じカンラン科に属しています。
セリ科のオポポナックスは、根から抽出されます。いくつかの近縁種は一律にオポポナックスと呼ばれています。ここではセリ科のオポポナックスの紹介をします。
基本情報
- 学名・・・ Opoponax chironium
- 科名・・・セリ科
- 主な産地・・・ブラジル、イラン、ソマリア
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・根
- 注意事項・・・使用方法を守れば禁忌はありません。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・トップ~ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・不明
オポポナックス精油
【主な成分】
セスキテルペン炭化水素類: サンタレン(15~25%)、β-ビサボレン(10~20%)、α-ベルガモテン(3~10%)、α-セドレン、α-ビサボレン
モノテルペン炭化水素類: trans-β-オシメン(10~30%)
セスキテルペンアルコール類: セドロール
ラクトン類: 芳香族ラクトン類、フタリド類
【主な作用】
腎臓刺激、肝臓刺激、抗炎症、抗菌、精神安定、精神強化、精神高揚
オポポナックス精油の効能
身体への作用
肝臓や腎臓の不調に働きかけます。
皮膚への作用
皮膚の感染症や湿疹に作用します。
精神への作用
不安感の緩和や、心を浄化させる働きをします。
おすすめブレンド
ハーブ系や樹木系、柑橘系の精油との相性がいいです。
オポポナックスの主な使い方
芳香浴や、ボディトリートメントに適しています。香水にも使用されています。
まとめ
オポポナックスは種類が複数あり、近縁種はまとめてオポポナックスと呼ばれています。学名や科名がそれぞれ異なります。オポポナックスは現在は、精油としてよりも、オーデコロンとして出回っています。