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ラブラドルティ

別名で「グリーンドイツツツジ」と呼ばれています。樹高90cm程になるツツジ科の常緑低木です。春先に白い花をつけます。

基本情報

  • 学名・・・Ledum groenlandicum
  • 科名・・・ツツジ科
  • 主な産地・・・カナダ
  • 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
  • 抽出部位・・・葉付き小枝
  • 注意事項・・・妊娠中、授乳中、乳幼児には使用しないでください。長期間、継続的、広範囲、多量の使用は避けてください。
  • 香りの分類・・・ハーブ系
  • 香りのノート・・・トップノート
  • ブレンドファクター(BF)・・・不明

ラブラドルティ精油

【主な成分】

モノテルペン炭化水素類: サビネン(4~30%)、リモネン(微量~20%)、α-ピネン(3~10%)、β-ピネン(3~10%)γ-テルピネン(2~10%)、カンフェン、α-テルピネン、p-サイメン

セスキテルペン炭化水素類: β-セリネン(3~15%)、α-セリネン、α-ビサボレン、β-セサボレン、α-フムレン

モノテルペンアルコール類: テルピネン-4-オール、α-テルピネオール、trans-ピノカルベオール

エステル類: 酢酸ボルニル

テルペン系アルデヒド: ミルテナール

【主な作用】

鎮痛、鎮痙攣、肝臓排液促進、肝臓再生、うっ血除去、消化促進、駆風、健胃、抗アレルギー、抗炎症、精神安定、精神強化

ラブラドルティ精油の効能

身体への作用

肝臓を強壮したり、胃腸の不調に働きかけます。

皮膚への作用

刺激が強いため、皮膚への使用は避けた方が無難です。

精神への作用

不安感や緊張感の緩和に作用し、心を落ち着かせる働きをします。

おすすめブレンド

ハーブ系や柑橘系、スパイス系の精油との相性がいいです。

ラブラドルティの主な使い方

芳香浴やボディトリートメント(局所)に適しています。

まとめ

ラブラドルティはアメリカ独立戦争の頃に、お茶の代用品として飲まれていました。多量に飲むと中毒症状を引き起こす可能性があるといわれていました。
精油としては、ラブラドルティが持つ毒性がすべて解明されているわけではないため、使用時は注意しましょう。

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