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クラリセージ
草丈が1mほどになる一、二年草です。和名で「オニサルビア」とも呼ばれています。
クラリセージの種子を煎じたものを目につけると、視界がはっきりしたことから、クラリセージはラテン語で「clarus(明るい)」の意味をもつ「クラリ」からきているといわれています。
学名の「Salvia」はラテン語で「健康・無事」、「sclarea」は「明るい・澄んでいる」を意味しています。
クラリセージは、古くから薬用や香料、鑑賞用として利用されていました。古代ギリシアの「テオフラストス」や「ディオスコリデス」の文献に効能が紹介されています。
基本情報
- 学名・・・Salvia sclarea
- 科名・・・シソ科
- 主な産地・・・フランス、ロシア、ブルガリア
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・花房と茎葉(花と葉)
- 注意事項・・・妊娠中、授乳中の使用は避けましょう。婦人科系疾患で治療中の使用も避けてください。車の運転や、集中したいときには控えてください。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・ミドルノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・4
- 五行・・・金
- 支配星・・・月
- 星座・・・蟹座
- チャクラ・・・第2(セイクラル)、第4(ハート)、第6(サードアイ)
クラリセージ精油の主な成分と作用
【主な成分】酢酸リナリルが多く含まれています。
エステル類: 酢酸リナリル(45~75%)、酢酸ゲラニル
モノテルペンアルコール類: リナロール(10~30%)、α-テルピネオール
ジテルペンアルコール類: スクラレオール(微量~5%)
セスキテルペン炭化水素類: β-カリオフィレン、ゲルマクレンD
【主な作用】
鎮痙攣、神経強壮、静脈強壮、エストロゲン様、抗炎症、発汗調整、催淫、リラックス、精神安定、精神強化
クラリセージ精油の効能
身体への作用
生理不順や生理痛、PMS(月経前症候群)や更年期の症状を緩和させる働きをします。
皮膚への作用
脂性肌やニキビケアに適しています。頭皮ケアに使用されます。
精神への作用
緊張感を和らげ心を安定させます。
おすすめブレンド
ハーブ系や柑橘系、樹木系の精油との相性がいいです。
クラリセージの主な使い方
芳香浴や、アロマバス、ボディトリートメントに適しています。
https://aroma-mary.com/seiyu-clary-sage-recipe
まとめ
エステル類の酢酸リナリルが多く含まれているため、鎮静作用にすぐれています。
そのため、集中したいときには、タイミングや濃度に注意しましょう。
また、その日の体調によって、香りの好き嫌いがはっきり分かれる精油になります。
体調に合わせて使用しましょう。