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ラベンダー・スーパー(ラバンジン)の特徴
「ラベンダー・スーパー」は、ラベンダー・アングスティフォリアと、ラベンダー・スピカ(スパイク・ラベンダー)の交配種です。
良質なアングスティフォリア種と、多量に採取ができて丈夫なスピカ種の、
両者の良いところが生かせるため、南フランスでは多く栽培されています。
「ラバンジン」「ラベンダー・レイドバン」とも呼ばれています。
基本情報
- 学名:Lavandula X intermedia clone super
- 科名・・・シソ科
- 主な産地・・・フランス、スペイン
- 抽出方法・・・水蒸気蒸留法
- 抽出部位・・・花穂
- 注意事項・・・妊娠中は控えましょう。皮膚刺激があるため、敏感肌の方は低濃度で使用してください。
- 香りの分類・・・ハーブ系
- 香りのノート・・・トップノート
- ブレンドファクター(B・F)・・・3
ラベンダースーパー(ラバンジン)精油の主な成分と作用
【主な成分】リナロールと酢酸リナリルが主成分となります。
エステル類: 酢酸リナリル(30~50%)、酢酸ラバンズリル
モノテルペンアルコール類: リナロール(25~40%)、ボルネオール
モノテルペン炭化水素類: cis-β-オシメン、trans-β-オシメン
セスキテルペン炭化水素類: β-カリオフィレン
ケトン類: カンファー
酸化物類(オキサイド類): 1.8シネオール
【主な作用】
去痰、鎮痛、鎮痙、血圧降下、瘢痕形成(創傷治癒)、筋肉弛緩、抗菌、抗真菌、殺菌、精神安定、精神強壮
ラベンダー・スーパー(ラバンジン)精油の効能
身体への作用
呼吸器系に働きかける成分が、真正ラベンダーより多く含まれるため、すっきり感があります。運動後の筋肉の鎮静に働きかけます。
皮膚への作用
創傷治癒作用により、傷の治りを早める働きをします。敏感肌の方は顔への使用は控えてください。
精神への作用
ラベンダー・アングスティフォリア(真正ラベンダー)の方が鎮静作用は強いですが、ラベンダースーパー(ラバンジン)も鎮静作用をもちます。また、精神強壮作用もあるため、精神のバランスを調整してくれます。
おすすめブレンド
ほどんどの精油と相性がいいです。
オレンジスイートとのブレンドはリフレッシュ効果が高まります。
ラベンダースーパー(ラバンジン)の主な使い方
芳香浴や、ボディトリートメント、ルームスプレーなどに適しています。
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まとめ
アロマテラピーの世界では「ラベンダー」は精油の代表とされています。
そんな「ラベンダー」ですが、交配種も含めると、様々な種類があります。
ラベンダーは、おおまかに分類すると「イングリッシュ系」「フレンチ系」
「プテロストエカス系」に分けられます。
「ラベンダースーパー(ラバンジン)」は、「イングリッシュ系」に該当します。
同じ系統の「ラベンダー・アングスティフォリア(真正ラベンダー)」より
香が強く、甘さの中にもスッキリ感があります。
ラベンター精油を購入するときには、必ず「学名」を確認してください。
その他のラベンダーはこちらを確認
⇒精油 ラベンダー・アングスティフォリア(真正ラベンダー)
⇒精油 ラベンダー・スピカ(スパイク・ラベンダー)
⇒精油 ラベンダー・ストエカス(フレンチ・ラベンダー)