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基材とは

精油は刺激が強く、原液のままでは使用できないため、精油を希釈する(薄める)必要があります。精油を希釈する材料を基材といいます。使用目的によって、基材の種類は異なります。

基材の種類

キャリアオイル

ベースオイルや植物油とも呼ばれています。アロマトリートメントのトリートメントオイルを作るときに使用されます。また、美容液作るときにもよく使用されています。ホホバオイルやスイートアーモンドオイルなどがよく使用されています。

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精製水

精製水とは、不純物を取り除いた純度の高い水のことです。一般的に、コンタクトレンズの洗浄によく使用されています。アロマテラピーでは、化粧水などコスメの作成によく使用されています。ドラッグストアでも入手できます。

ハーブウォーター(芳香蒸留水)

植物を水蒸気蒸留法で抽出すると、精油ともに蒸留水が得られます。その蒸留水をハーブウォーター(芳香蒸留水)といいます。芳香成分が微量に含まれていますが、ほとんどが水分でできています。化粧水などのコスメをつくるときに、精製水の代わりとして使用されます。

ハーブウォーター(芳香蒸留水)の情報はこちらをクリック⇒

ハーブウォーター(芳香蒸留水)【普段使いしたいハーブウォーターおすすめ3選】

無水エタノール

無水エタノールは純度の高いエタノールであり、ほとんど水分を含みません。また、すぐに蒸発する性質を持ちます。そのため消毒する目的であれば、消毒用エタノールが適しています。
アロマテラピーでは、精油を溶かす基材として利用されます。掃除用のスプレーや、収れん作用のある化粧水、香水などに使用されています。ドラッグストアでも入手できます。

グリセリン

グリセリンには、保湿や肌を柔軟にする作用があります。アロマテラピーでは、しっとりタイプの化粧水をつくるときによく使用されています。
ドラッグストアでも入手できます。

天然塩

アロマテラピーでは、アロマバスに使用されます。精油は、原液をそのまま浴槽にたらすと、肌に精油が付く可能性があります。精油が直接肌に付くと刺激が強いため、精油を溶かす基材として天然塩を使用します。

ミツロウ(ビーワックス)

ミツバチが作りだすワックスのことです。主成分はワックスエステルになります。ワックスエステルは保湿力が高く、肌になじみやすい性質があります。精製したものと未精製があります。アロマテラピーでは、アロマキャンドルや、クリームの基材として使用されています。

乳化剤

乳化剤は、水や油など混ざり合わないものを混ざりやすくする働きをします。アロマテラピーでは、精油をお湯に溶けやすくする基材として、アロマバスに使用されます。

ジェル

ジェルは、フェイシャルケアやボディケアに使用されています。さっぱりとした感触で、夏場におすすめです。ジェルに精油を入れて、かき混ぜて使用します。
ジェルは、アロマテラピー基材として販売されているものを使用しましょう。

クレイ

クレイとは粘土鉱物のことをいいます。アロマテラピーでは、コスメの作成で、パックの基材として使用されます。クレイパックと呼ばれています。肌の汚れを洗浄する役割があります。クレイの種類は様々ですが、カオリンやモンモリオナイトなどがよく利用されています。

重曹(炭酸水素ナトリウム)

重曹は掃除や脱臭剤、食品としても使用されています。無臭の白い粉で、弱アルカリ性です。入浴剤として使用すると、湯あたりがやわらかくなります。アロマテラピーでも、アロマバスの基材をして利用されています。

キサンタンガム

水に溶かすと粘性が生まれます。とろみを付ける役割をするので、乳液やジェルなどに使用されます。

ハチミツ

ハチミツは、食品として幅広く利用されています。保湿や抗炎症作用があるため、アロマテラピーではクリームやパック、化粧水などの基材として使用されています。

まとめ

化粧水などのコスメや、掃除グッツ、入浴剤などのアロマクラフトを作る場合には、適切な基材が必要です。入手しやすいものが多いので、ぜひアロマクラフトを作成してみましょう。

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