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西洋占星術とは
西洋占星術の起源は古く、古代メソポタミアだと考えられています。
古くから人は星を通じて、未来や願望などを占ってきました。
西洋占星術では「天上で起きる出来事は、地上で起こることと関連している」
という基本理念の上で成り立っています。
また西洋占星術では、地球が太陽の回りをまわっている「地動説」ではなく、すべての天体が地球の回りをまわっていると考える「天動説」で成り立っています。
西洋占星術が「天動説」で成り立っているのは、「地動説」が成り立つ前から、西洋占星術が行われていたからと考えられています。
ホロスコープとは
別名「星の羅針盤」とも呼ばれています。名前はギリシャ語のhora(時間)とscopos(観察者)に由来しています。
生まれた時間に、生まれた場所から見上げた星の位置を示したものを、ホロスコープといいます。
西洋占星術では、円の形をしたチャートを用います。円形のチャートを12星座(宮・サイン)に区切り、そこに10の惑星が配置されています。
さらに、ホロスコープは、中央から放射線状に線が引かれ、円が12区分に分けられています。
このひとつひとつは「ハウス」と呼びます。
まとめると、ホロスコープは、12星座、10の惑星、12のハウス で
成り立っています。
12星座(宮・サイン):おひつじ座(白洋宮)・おうし座(金牛宮)・
ふたご座(双児宮)・かに座(巨蟹宮)・しし座(獅子宮)・おとめ座(処女宮)・
てんびん座(天秤宮)・さそり座(天蠍宮)・いて座(人馬宮)・やぎ座(磨羯宮)・
みずがめ座(宝瓶宮)・うお座(双魚宮)
さらに、12星座は2区分、3区分、4区分に分けられます。
・2区分(男性宮・女性宮)
・3区分(活動宮・不動宮・柔軟宮)
・4区分(火・地・風・水)
10惑星:太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星
ハウス:「1ハウス~12ハウス」に分けられます。
テレビや雑誌などの星占いでは、上記の12星座が使われています。
たくさんある星座の中で、なぜ上記の12星座が使われているのでしょうか?
それは、地球から見た太陽の通り道(黄道)に12星座が存在しているからです。
なぜ天体の中で、太陽の通り道が採用されているのでしょうか。
太陽は太古から特別なものと考えられていました。
現在、私たちが使用している暦は、太陽の動きを基準に計算された太陽歴です。
さらに、ホロスコープでは、円を4つに分けます。
分けられた4つは、それぞれ方向性を示します。
・左側:ASC(アセンダント)→東の地平線
・右側:DES(ディセンダント)→西の地平線
・上方:MC(天頂)→南中点
・下方:IC→MCの向かい側
バースチャート(ネイタルチャート)とは
バースチャート(ネイタルチャート)とは、その人の、生まれた日と、時間、場所を基準にして作成したチャートのことをいいます。12ハウス、12サイン(宮・星座)、10惑星が主に配置されています。
「医学の父」と呼ばれる古代ギリシアの医師であるピポクラテスは、患者の診断の際に、バースチャートを考慮していました。同じく、医師のニコラス・カルペパーも、使用するバーブや精油を選ぶ際に、バースチャートを参考にしていました。
西洋占星術の観点からアロマテラピー活用するときには「太陽・月・アセンダント(ASC)」などを考慮します。
アセンダントは、その人が生まれた東の地平線に当たり、12個のハウスのスタート地点になります。
12星座(宮)に対応する精油
西洋占星術のチャートの読み方は、12星座(宮・サイン)、10惑星、12ハウスがあります。ここではシンプルに、太陽の通り道に当たる12星座(宮・サイン)に対応する精油の紹介をします。
おひつじ座 (3/21~4/19)
オレガノ・ジンジャー・パイン・ブラックペッパー・ローズマリー・マジョラム
おうし座 (4/20~5/20)
ふたご座 (5/21~6/21)
アニス・キャラウェイ・マジョラムスパニッシュ・レモンバーベナ
かに座 (6/22~7/22)
クラリセージ・ジャーマンカモマイル・ミルラ・メリッサ・マンダリン・レモン
しし座 (7/23~8/22)
アンジェリカ・オレンジ・シナモン・フランキンセンス・ローレル
おとめ座 (8/23~9/22)
てんびん座 (9/23~10/23)
イランイラン・コリアンダー・ゼラニウム・パルマローザ・マートル・ローズ
さそり座 (10/24~11/22)
パイン・ブラックペッパー・シダーウッド・バジル・パチュリー・ヤロウ
いて座 (11/23~12/21)
カルダモン・ジュニパー・ベルガモット・グレープフルーツ・ナツメグ・バーチ(白樺)・ヒソップ
やぎ座 (12/22~1/19)
ティートゥリー・ジンジャー・ユズ・サイプレス・べチバー・ミルラ・ロックローズ
みずがめ座 (1/20~2/18)
うお座 (2/19~3/20)
まとめ
今回は、西洋占星術の知識を活用して、精油を選ぶ方法を解説しました。
一般的に幅広く知られている、12星座をもとに紹介しました。
12星座は、自分の生まれた日が分かれば、簡単に判明します。
精油選びに迷ったときには、自分の星座に該当する精油を
選んでみてはいかがでしょうか。
他にも「アロマテラピーと西洋占星術」の関する記事があります。
確認してみてください。
アロマテラピーと西洋占星術 Vol.2【12星座・10の惑星・12のハウス】
アロマテラピーと西洋占星術 Vol.3【実践編】